TREATMENT GUIDE
(3〜4週間おき)
MECHANISM
IPL(Intense Pulsed Light)は、特定の波長帯の光を皮膚に照射する光治療技術です。レーザーが単一波長の光を使うのに対し、IPLは500〜1200nmという広い波長帯の光を使い、フィルターによって照射する波長を絞り込みます。
IPLのターゲットは「クロモフォア(光吸収体)」と呼ばれる成分です。メラニン(茶色いシミの主成分)やヘモグロビン(赤みの原因)はそれぞれ特定の波長の光を強く吸収する性質を持っています。
- シミ・そばかすへのアプローチ:500〜600nm帯の光がメラニンに吸収され、熱エネルギーに変換されて色素細胞にダメージを与えます。ダメージを受けたメラニンがかさぶたとなって排出されることでシミが薄くなります。
- 赤み・毛細血管拡張へのアプローチ:500〜600nm帯の光がヘモグロビンにも吸収されるため、毛細血管の過剰な拡張による赤み・ほおの赤みにも対応できます。
- 肌質改善へのアプローチ:真皮層への適度な熱刺激により、コラーゲン産生が促されます。シミ改善だけでなく、ハリ・きめ・毛穴の引き締めにも影響します。
MACHINE COMPARISON
「フォトフェイシャル」という言葉はIPL治療全般を指す総称で、機器はクリニックによって異なります。代表的な機器の特徴を整理します。
| 機器 | フィルター数 | 肝斑への対応 | 照射均一性 | 複合機能 |
|---|---|---|---|---|
| ステラM22 | 30種類以上 | 可(専用モードあり) | 高い | フラクショナルレーザー等追加可 |
| フォトRF複合機 | 中程度 | 機器による | 中程度 | RF(高周波)併用 |
| 旧世代IPL | 少ない(5〜10種程度) | 対応困難なケース多い | 低め | なし |
STELLAR M22
ステラM22がフォトフェイシャル機器の中で特に評価されているのは、「医師が患者の肌状態に合わせてフィルターと照射条件を細かく調整できる」設計にあります。
ステラM22は30種類以上のフィルター(カットオフフィルター)を持ち、照射する光の波長帯を症状に合わせて絞り込むことができます。たとえばメラニンに強くアプローチしたい場合は短波長寄りのフィルターを、赤みには血液吸収特性が高い波長帯を選択するといった対応が可能です。
肝斑(かんぱん)はホルモンバランスに関連した色素沈着で、通常のシミとは異なる性質を持ちます。過剰な光エネルギーを当てると悪化するリスクがあるため、旧世代のIPL機器では肝斑部位への照射は避けるのが一般的でした。ステラM22は低エネルギーの均一照射が可能な専用モードを持ち、適切な設定で肝斑部位にも照射できる機器として注目されています。
IPL治療において「照射ムラ」は色素沈着・やけどのリスクに直結します。ステラM22は照射エネルギーの均一性が高く、フラットトップビーム(照射面全体が均一なエネルギー分布)という特性が安全性と効果の安定性に寄与しています。
PRICING
フォトフェイシャルの料金はクリニック・機器・施術範囲によって幅があります。ステラM22を導入するクリニックのおおよその料金感を整理します。
フォトフェイシャルは効果を実感するために5回以上の継続が推奨されることが多いです。初回お試し価格で試してから継続を判断する流れが一般的です。3〜4週間に1回のペースで受けるのが標準的なプロトコルとされています。
HOW TO CHOOSE
フォトフェイシャルは施術自体のハードルが低い分、クリニックによる品質差が出やすい施術です。以下の基準で選びましょう。
「フォトフェイシャル」はIPL治療全般の総称であり、機器名の確認が必須です。ステラM22・フォトナ・パロマなど機器ごとに性能・フィルター数・肝斑対応可否が異なります。カウンセリング前にウェブサイトで機器名を確認しておくことをおすすめします。
単にフォトフェイシャルを「当てる」のではなく、肌の状態を診察した上でフィルター・エネルギー・照射回数を調整できる医師かどうかが重要です。「肝斑があっても大丈夫か」「シミの種類によって設定を変えているか」を直接聞いてみることで、医師の対応力がわかります。
一部のクリニックでは、医師が設定を決めた後の照射をスタッフが行うケースがあります。シミの種類・深さ・肝斑の有無によって照射条件を変える必要がある場合、医師が直接施術または照射直前まで関与するクリニックの方が安全性が高いといえます。
シミには老人性色素斑・肝斑・そばかす・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など種類があり、それぞれ最適な治療が異なります。「とりあえずIPL」ではなく、シミの種類を診断した上でIPLが最適と判断できる医師を選ぶことで、過剰照射や悪化リスクを避けられます。
ステラM22を導入し、オーダーメイド照射を行っているクリニックの比較情報は、以下の記事にまとめています。
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- IPL(フォトフェイシャル)は広い波長帯の光でシミ・赤み・肌質を同時改善する光治療。レーザーと異なり全体的な肌の底上げに向く。
- ステラM22は30種類以上のフィルターを持つ最新世代の機器。肝斑部位への対応・照射均一性・多機能性で旧世代機器と大きく差がある。
- 「高濃度PRP」同様、「フォトフェイシャル」も機器名を確認しないと品質の差を見極めにくい。機器名の確認が最初のステップ。
- 効果は機器の性能×医師のフィルター設定×照射技術の掛け算。機器が良くても設定がオーダーメイドでなければ結果は変わる。
- 肝斑のある方は特に、シミの種類を診断した上でIPLを提案してくれるクリニックを選ぶことが重要。
FAQ



「フォトフェイシャルに行ったのに全然効かなかった」という声を聞くことがあります。原因のひとつが「機器の違い」です。同じ「フォトフェイシャル」でも、使われている機器・フィルター設定・照射パワーが違えば結果は全く異なります。機器の名前を確認する習慣をつけるだけで、クリニック選びの精度がぐっと上がります。