フォトフェイシャルの機械を比較|ステラM22・ルメッカなど7機種の違い

【PR】六本木ミッドタウン前のTokyo Beauty Master Clinic.を取材する西村麻衣(美容クリニックの教科書 編集部)
フォトフェイシャルの機械の違いを、波長の選び方・照射の制御・冷却・RF併用の有無という光の出し方と、国内で承認された使用目的の2つの面で整理した図解 施術・技術解説
西村 麻衣
西村 麻衣(にしむら まい)
元美容クリニックカウンセラー / 美容医療ライター

複数の美容クリニックでカウンセラーとして勤務後、独立。延べ2,000件以上の施術相談に関わった実体験と化粧品成分の専門知識をもとに、医療的根拠に基づく情報を発信。本記事では、フォトフェイシャル(IPL)の機械の違いを、PMDAの添付文書とメーカー・各院の公式情報だけを出典として整理しました。

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本記事は特定の事業者の取材協力のもと制作しています。本記事には、本メディアの広告掲載クリニック(Tokyo Beauty Master Clinic)が含まれます。掲載情報の比較・評価は著者の独自判断によるものであり、掲載料が記事内容に影響を与えることはありません。詳しくは運営者情報をご覧ください。

フォトフェイシャルの機械の違いは、光の出し方(波長の選び方・照射の制御・冷却・RF併用の有無)と、国内で承認・認証された使用目的の2つの面にあります。2026年10月9日時点でPMDAの添付文書等情報検索で確認できた範囲では、ステラM22・ルメッカ・セレックV・BBL・ライムライトの使用目的は温熱効果による血流改善や疼痛・炎症の緩解で、シミなど表在性の良性色素性疾患を使用目的に含むIPLはノーリスとルクセアでした。

「ステラM22とルメッカ、カウンセリングでどっちがいいか聞いても決め手がわからなかった」

院のサイトを見比べると、同じ「フォトフェイシャル」でも使っている機械の名前が院ごとに違います。機械が違えば、光の出し方も、国内で承認された使用目的も違います。名前だけを並べても、どこが違うのかは見えてきません。

この記事では、主な7機種の比較表から始めて、光の出し方の4つの要素、国内承認の中身、ステラM22の仕組み、よく比べられる組み合わせ、レーザーとの違い、リスク、機械名つきの費用例、受診前に聞くことを順に整理しました。

なお、「フォトフェイシャル」はIPL(Intense Pulsed Light)を使った光治療の通称として広く使われていますが、ルミナス・ビー・ジャパン株式会社は同社の登録商標と公表しています。本記事では機械の総称を「IPL」と書きます。

本記事の対象:顔のシミ・そばかす・赤みで光治療(IPL)を検討している方です。
港区で美容皮膚科そのものを選びたい方は「美容皮膚科を港区で選ぶなら?専門医・保険診療・肌悩みで比べた5院」、六本木で院を比べたい方は「六本木の美容クリニック おすすめランキング|駅徒歩5分以内の5院を4条件で比較した結果」で扱っています。肝斑の治療方法は扱わず、禁忌・注意としてだけ触れます。
本記事は特定の機械や医療機関を推奨するものではありません。

Result ― この記事の要点
  • 違い機械の違いは、波長の選び方・照射の制御・冷却・RF併用の有無という光の出し方と、国内で承認された使用目的です。
  • 国内承認シミなど表在性の良性色素性疾患を使用目的に含むIPLはノーリスとルクセアで、ステラM22・ルメッカ・セレックV・BBL・ライムライトは温熱効果による血流改善・疼痛緩解が使用目的です。
  • 広告上の扱い承認された使用目的と異なる使い方は、医療広告ガイドラインでは未承認医薬品等に含まれ、救済制度の対象外であることなどの説明が必要です。
  • 肝斑色素性疾患で承認されたIPLの添付文書は肝斑の部位を禁忌としており、肝斑かどうかの診断を先に受けることが前提です。
  • ステラM22ステラM22は9種類の選択波長フィルターを差し替えて照射する機種で、国内の販売名は「Stellar M22 IPLモデル」です。
  • 費用顔全体1回の通常料金の例は、税込表示の院で9,900〜30,800円で、機械・初回価格・回数券・税の表示で比べ方が変わります。

※ 承認・認証の内容はPMDA「医療機器 添付文書等情報検索」、料金は各院の公式料金表に基づきます。税抜表示の院と、税込・税抜の表示がない院の料金は本文に別記しています。

西村 麻衣西村 麻衣

カウンセラー時代、「前の院のフォトフェイシャルは効かなかった」という相談を何度も受けました。そのとき使った機械の名前を聞くと、答えられない方がほとんどでした。機種名に加えて「国内の承認品ですか」「何を使用目的に承認された機械ですか」まで聞いてみると、院ごとの説明の丁寧さが見えてきます。

フォトフェイシャルの機械7機種の比較表

フォトフェイシャルの主な機械7機種を、製造元・波長域・波長の選び方・冷却・国内の承認区分・承認された使用目的で並べると、使用目的が「色素性疾患」の機種と「温熱」の機種に分かれます。

表の数値と区分は、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の医療機器 添付文書等情報検索「キセノン光線治療器」の一覧などに掲載された、各機種の添付文書から取りました。メーカーの宣伝文や院の説明ではなく、国内の承認・認証の書類に書かれている内容です。

機械(通称・国内販売名)製造元(国)/国内波長域波長の選び方冷却国内の区分・番号承認された使用目的シミ目的で使う場合
ステラM22
Stellar M22 IPLモデル
ルミナス・ビー社(イスラエル)/ルミナス・ビー・ジャパン400〜1200nmフィルター9種類ハンドピースの冷却装置(サファイアクールライトガイド)承認 30300BZX00035000温熱使用目的と異なる
ルメッカ
オプティマス ルメッカ
インモード社(イスラエル)/インモード・ジャパン添付文書に数値の記載なし(ハンドピースSR515・SR580)ハンドピース2種類冷却液認証 307AGBZX00023000温熱使用目的と異なる
セレックV
販売名も同じ
Jeisys Medical(韓国)/Jeisys Medical Japan420〜1200nmフィルター9種類冷却水循環認証 231ADBZI00015000温熱使用目的と異なる
ノーリス
皮膚疾患・長期減毛用光治療器Nordlys
Candela Corporation(米国)/シネロン・キャンデラ530〜950nm用途別アプリケータ冷却水循環承認 30400BZX00032000表在性皮膚良性色素性疾患・表在性毛細血管拡張・長期減毛使用目的の範囲(肝斑の部位は禁忌)
ルクセア
販売名も同じ
El.En S.p.A.(イタリア)/DEKA JAPAN添付文書で確認できなかったライラックハンドピース冷却液循環承認 30600BZX00133000表在性皮膚良性色素性疾患使用目的の範囲(肝斑の部位は禁忌)
BBL
mJOULE エムジュール(BBL)/サイトンBBLs
サイトン社(米国)/サイトンジャパン400〜1000nm交換式フィルター添付文書の構造欄で確認できなかった認証 306AABZX00032000/225AABZX00188000温熱使用目的と異なる
ライムライト
Xeo SAシステム
キュテラ社(米国)/キュテラ添付文書に数値の記載なし(プログラムモードA・B・C)プログラムモード冷却水(照射ウインドウ)承認 23000BZX00281000温熱使用目的と異なる
参考:フォトRF
院の説明では elos Plus/eMax
―確認できなかった――PMDAで確認できなかった―承認を確認できない
  • 「温熱」は、添付文書の使用目的「キセノン放電管を用い紫外線、可視光線又は赤外線の連続したスペクトル光の温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解」(ルメッカ・ライムライトなどの添付文書の記載)を短く書いたものです。ステラM22の添付文書も同じ趣旨の記載です。
  • 「シミ目的で使う場合」の「使用目的と異なる」は、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たることを示します。
  • 「確認できなかった」は、PMDAの検索で該当する添付文書が見つからなかったことを示し、承認がないことの証明ではありません。
  • 同じ機種名でも、院が医師の個人輸入品を使っている場合は、国内の承認・認証の対象外です。
  • 添付文書は改訂されることがあります。内容はPMDAの検索で確かめてください。

機械ごとに違う「光の出し方」4つの要素

IPLはどの機種もキセノンフラッシュランプの連続したスペクトル光を帯域に絞って照射する点は同じで、機械ごとに違うのは波長の選び方・照射の制御・冷却・RF併用の4つの要素です。

各機種の添付文書によると、IPLはキセノンフラッシュランプ(キセノン放電管)から出る連続したスペクトル光を、フィルターなどで必要な帯域に絞って照射する機器です。レーザーのように単一の波長を出す機器ではありません。

光には、皮膚の中のメラニン(茶色の色素)やヘモグロビン(血液の赤い色素)に吸収されやすい波長があります。機械ごとの違いは、どの帯域をどう選び、どう照射し、肌をどう冷やすかという設計の違いです。ここで扱うのは仕組みの違いで、仕上がりの違いを示すものではありません。

もうひとつ押さえておきたいのが、「機械名」と「院の施術名」は別物だという点です。たとえば湘南美容クリニックの「フォトダブル®」や「フォトRF」は院の施術名で、使う機械の名前とは違います。院のサイトに施術名しか書かれていない場合は、機械の正式名を確認する必要があります。

波長の選び方:交換式フィルターと専用ハンドピース

波長の選び方には、フィルターを差し替える方式と、帯域ごとに専用のハンドピース(照射部)やアプリケータを付け替える方式があります。添付文書の記載は次のとおりです。

  • ステラM22:選択波長フィルター9種類。515・560・590・615・640・695・755nmの7種類と、400〜600/800〜1200nm、530〜650/900〜1200nmの2種類のデュアルバンドで、光源の波長域は400〜1200nmです。
  • セレックV:カットオフフィルター9種類で、420〜1200nmの範囲から選びます。
  • ルメッカ:ハンドピースSR515とSR580の2種類を使い分けます。添付文書に波長の数値の記載はありません。
  • ノーリス:用途別のアプリケータ(VL555・PR530・HR600など)で、530〜950nmの範囲を選びます。
  • BBL:交換式のフィルターで、400〜1000nmの範囲から選びます。
  • ルクセア:ライラックハンドピースを使います。波長の数値は添付文書で確認できませんでした。
  • ライムライト:プログラムモードA・B・Cを切り替えます。添付文書では「A」モードがいちばん短い波長です。

フィルターの数が多いことは、帯域を細かく選べる設計だという意味で、それだけで仕上がりの良し悪しが決まるわけではありません。どの帯域を選ぶかは、シミの種類や肌の色を見たうえでの医師の判断です。

照射の制御:パルスの出し方

照射の制御は、1回の照射(パルス)の中で光をどう出すかの設計です。国内販売元のルミナス・ビー・ジャパンは、ステラM22の製品ページで「OPT:パルス毎に均一な出力で照射」「AOPT:パルス毎の出力を個別に設定」と説明しています。これはメーカーによる説明で、添付文書に書かれた使用目的ではありません。

ライムライト(Xeo SAシステムのタイプLL)は、添付文書でプログラムモードA・B・Cを切り替えて照射する仕組みが示されています。出力やパルスの細かな設定をどう組むかは、機械の仕様と照射する人の判断の両方にかかわります。

冷却:照射部の熱から皮膚を守る仕組み

冷却は、照射部の熱から皮膚の表面を守るための仕組みです。添付文書の構造欄には、機種ごとに次のように書かれています。

  • ステラM22:ハンドピースに冷却装置があり、皮膚に当たる部分はサファイアクールライトガイドです。
  • ルメッカ:冷却液でキセノンランプと、患部に接するサファイアウインドウを冷やします。
  • セレックV:ハンドピースに冷却水を循環させ、キセノンランプとサファイアブロックを冷やします。
  • ノーリス:アプリケータ内に冷却水を循環させて過熱を防ぎます。
  • ルクセア:冷却した液体をハンドピース内に循環させ、皮膚冷却部を皮膚に接触させます。
  • ライムライト:サーモ・エレクトリック・クーラーと循環する冷却水で照射ウインドウを冷やします。
  • BBL:添付文書の構造欄では、冷却の方式を確認できませんでした。

ステラM22・BBL・ライムライトの添付文書は、過度のエネルギーでの使用や適切な冷却を怠ったことが、色素沈着や熱傷などの原因になると記載しています。冷却は機械に任せきりにできる部分ではなく、照射する人の扱い方もかかわります。

RF(高周波)を組み合わせる方式

RF(高周波)は光ではなく電気のエネルギーです。IPLにRFを組み合わせた施術として知られるのが湘南美容クリニックの「フォトRF」で、同院は使用する治療機器をイーロスプラス(elos Plus)またはeMaxと説明しています。

本記事の調査では、PMDAの添付文書等情報検索で「elos」「イーロス」「eMax」「イーマックス」「フォトRF」「シネロン」を検索しましたが、該当する添付文書は見つかりませんでした。国内の承認・認証を確認できなかったため、比較表では参考行として載せ、7機種には数えていません。

西村 麻衣西村 麻衣

カウンセリングの現場では、「フィルターが多い機械のほうが効くんですよね?」と聞かれることがよくありました。フィルターの数は選べる幅の話で、その幅からどれを選ぶかは診察の話です。機械の仕様を聞いたら、次に「私の肌にはどの設定を使う予定ですか」と聞いてみてください。

国内の承認と使用目的:シミを使用目的に含むIPLは限られる

PMDAの添付文書等情報検索で確認できた範囲では、ステラM22・ルメッカ・セレックV・BBL・ライムライトの使用目的は温熱効果による血流改善・疼痛緩解で、表在性の良性色素性疾患を使用目的に含むIPLはノーリスとルクセア(いずれも肝斑の部位は禁忌)です。

医療機器は、国内で販売するために承認または認証を受け、そのとき「使用目的又は効果」が定められます。添付文書に書かれたこの使用目的が、その機械に認められた使い方です。IPLの添付文書を並べると、使用目的は大きく2つに分かれます。

「キセノン光線治療器」として承認・認証された機種

ステラM22・ルメッカ・セレックV・BBL・ライムライトは、一般的名称が「キセノン光線治療器」の医療機器です。使用目的は、どの機種も温熱による血流改善と、疼痛・炎症の緩解です。ステラM22の添付文書には、次のように書かれています。

添付文書より引用

Stellar M22 IPLモデル 添付文書「使用目的又は効果」(PMDA 医療機器 添付文書等情報検索)

光源としてキセノンフラッシュランプより発生させた連続したスペクトル光の温熱効果による血流改善、疼痛・炎症の緩解を行う。

シミ・そばかすや肌質の改善は、この使用目的に含まれていません。院のサイトで「厚生労働省の承認を受けた機器」と紹介されていても、承認されたのは温熱の目的で、シミの治療を目的とした承認ではないということです。

「皮膚疾患用光治療器」として承認された機種

ノーリスとルクセアは、一般的名称が「皮膚疾患用光治療器」です。PMDAの「皮膚疾患用光治療器」の一覧に、2品目の添付文書が掲載されています。

  • ノーリス(承認 30400BZX00032000):表在性皮膚良性色素性疾患の治療、皮膚良性血管病変における表在性毛細血管拡張症状の改善、長期的な減毛
  • ルクセア(承認 30600BZX00133000):表在性皮膚良性色素性疾患の治療

どちらの添付文書も、肝斑の部位を禁忌としています(ノーリスは熱刺激による肝斑の悪化リスク、ルクセアは肝斑悪化の懸念を理由に挙げています)。さらにノーリスの添付文書は、「本品は表在性の皮膚良性色素性疾患又は血管病変の治療に限って使用するもので、深在性の病変には効果はないため、施術前には適切に疾患の診断を行うこと」と書いています。色素性疾患で承認された機械でも、診断が先にあることに変わりはありません。

同じ機種名でも国内品と個人輸入品がある

国内に承認・認証品がある機種でも、院が使っている機器が医師の個人輸入品の場合があります。各院の公式サイトを見ると、国内に承認・認証品がある機種について「未承認機器」「医師が個人輸入」と表示している院もありました。

同じ名前の機械でも、国内の承認品か個人輸入品かで、承認の使用目的が当てはまるかどうかが変わります。院のサイトの機種名だけでは判断できないため、受診時に「この機械は国内の承認(認証)品ですか」と聞くのが確実です。

使用目的と違う使い方は、広告上は「未承認医薬品等」

厚生労働省の医療広告ガイドラインは、承認等されていない医薬品・医療機器だけでなく、「承認等された効能・効果又は用法・用量が異なる」医薬品・医療機器も「未承認医薬品等」に含めています。温熱を使用目的とするIPLをシミの治療目的で使う場合も、この扱いになります。

未承認医薬品等を自由診療で使う場合、ガイドラインは次の5項目を示すよう求めています。

  1. 未承認医薬品等であることの明示
  2. 入手経路等の明示(医師等の個人輸入の場合はその旨と、厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」の情報提供)
  3. 国内の承認医薬品等の有無の明示
  4. 諸外国における安全性等に係る情報の明示
  5. 医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済の対象にはならないことの明示

承認を取っているかどうかだけで「安心」と判断するのは早すぎます。承認の有無と使用目的をセットで見て、はじめて国内の承認がその施術に当てはまるかがわかります。なお、美容医療診療指針(令和3年度改訂版)は、日光黒子(老人性色素斑)へのレーザー・光治療の項目で、承認状況を「一部承認済み」と記載しています。本記事で扱う機器ごとの5項目は、末尾近くの「本記事で言及している機器の承認状況と未承認医薬品等の表示」にまとめました。

西村 麻衣西村 麻衣

私自身、カウンセラーとして働いていた頃は「厚労省承認の機械です」という説明をそのまま受け取っていました。添付文書を読んでみると、承認されているのは「何に使うか」まで含めた内容です。承認という言葉を聞いたら、「何の目的での承認ですか」と一言足してみてください。

ステラM22とは:フィルター・照射の制御・承認の中身

ステラM22は、ルミナス・ビー社(イスラエル)が製造し、ルミナス・ビー・ジャパンが国内で製造販売するIPL機器で、9種類の選択波長フィルターを差し替えて400〜1200nmの範囲から帯域を選んで照射します。

「フォトフェイシャル」と聞いてステラM22を思い浮かべる方も多いと思います。ここでは、添付文書とメーカーの公表をもとに、仕組み・似た名前の機器との違い・国内承認の中身を順に見ていきます。

構造と照射の仕組み

Stellar M22 IPLモデルの添付文書によると、ハンドピースから400〜1200nmの波長域のパルス光が照射され、選択波長フィルターで帯域を絞ります。フィルターは515nm・560nm・590nm・615nm・640nm・695nm・755nmの7種類と、400〜600/800〜1200nm、530〜650/900〜1200nmの2種類のデュアルバンドで、合わせて9種類です。

皮膚に当たる部分はサファイアクールライトガイドで、ハンドピースには冷却装置が付いています。照射の制御については、メーカーの製品ページが「OPT:パルス毎に均一な出力で照射」「AOPT:パルス毎の出力を個別に設定」と説明しています。どのフィルターと出力を選ぶかは、照射のたびに医師や施術者が決める部分です。

「M22」「OptiLIGHT M22」との違い

「フォトフェイシャルM22」と「ステラM22」の違いを調べる方は少なくありません。PMDAには、名前の似た3つの機器の添付文書が掲載されています。

販売名承認番号一般的名称使用目的(要旨)
M22 IPLモデル22500BZX00469000赤外線治療器/眼瞼加温加圧装置身体の硬直・疼痛・炎症のある部位を温める治療と、マイボーム腺機能不全(MGD)を有する患者の局所的な加温治療
Stellar M22 IPLモデル30300BZX00035000キセノン光線治療器温熱効果による血流改善、疼痛・炎症の緩解
OptiLightM22IPLモデル30400BZX00293000キセノン光線治療器温熱効果による血流改善・疼痛炎症の緩解と、MGDの局所的な加温治療

ルミナス・ビー・ジャパンは製品ページで「Stellar M22は、M22の進化機種」と説明しています。これはメーカーの表現です。院のサイトに「M22」とだけ書かれている場合、どの販売名の機器を使っているかは院に確認しないとわかりません。本記事の費用例でも、院が「フォトフェイシャルM22」と表記している場合は、その表記のまま載せています。

国内承認の中身

ステラM22の国内の承認番号は30300BZX00035000で、使用目的は温熱効果による血流改善と疼痛・炎症の緩解です。シミやくすみ、肌質の改善を目的とした照射は、この使用目的とは異なる使い方になり、医療広告ガイドラインでは未承認医薬品等として扱われます。

米国では、Stellar M22が510(k)(K193500)で販売を認められており、良性の表皮性病変や血管病変、減毛などが適応に含まれています。ただし、これは米国での適応で、国内の承認の使用目的とは別のものです。米国の適応を根拠に、国内でも同じ目的が認められていると読むことはできません。

「ステラM22は効果がない」と感じたときに確認したいこと

「ステラM22 効果なし」という検索もよく見かけます。本記事は効果を保証も否定もしませんが、期待した変化がなかったと感じたときに確かめられることは整理できます。

  • シミの種類の診断:日光黒子(老人性色素斑)・そばかす・肝斑・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)では、向いている治療が違います。どれだと診断されたかを確認します
  • 回数と間隔:院の説明では、聖心美容クリニックは3〜4週間の間隔で複数回、湘南美容クリニックは1か月間隔で5回程度を案内しています。何回を前提にした計画だったかを確認します
  • 照射条件:どのフィルターとエネルギーを選んだか、前回から条件を変えたかを聞くことができます
  • 肝斑の扱い:色素性疾患で承認されたIPLの添付文書でも、肝斑の部位は禁忌です。肝斑が混じっていないか、先に診断を受けておく必要があります

厚生労働科学研究の研究班が日本皮膚科学会など関連5学会の協力を得てまとめた美容医療診療指針(令和3年度改訂版)は、日光黒子へのレーザーと光治療について、次のように記載しています。

診療指針より引用

美容医療診療指針(令和3年度改訂版)CQ1-1-1「シミ,日光黒子(老人性色素斑)にレーザーや光治療(IPL)は有効か?」

推奨度1(治療を希望する患者には,強く推奨する)
推奨文:日光黒子(老人性色素斑)の治療にレーザー,光治療は有効である.ただし,長期にわたる検討や他の治療法との比較が十分ではない.

指針が対象にしているのは日光黒子で、肝斑やADMは別の項目です。また、指針は機種を区別していません。「ステラM22なら」「この機械なら」と読み替えず、自分のシミが何かを先に確かめることが出発点になります。

ステラM22以外の主要機種の特徴

ルメッカ・セレックV・ノーリス・ルクセア・BBL・ライムライトは、波長の選び方と冷却の仕組み、国内承認の使用目的がそれぞれ違い、同じシミの光治療でも機械の前提が異なります。

ここからは6機種を同じ順で見ていきます。国内の区分と使用目的、添付文書が示す構造、添付文書に書かれた主なリスク・禁忌の3点です。メーカーの宣伝文句は載せていません。

ルメッカ

  • 国内の区分・使用目的:認証 307AGBZX00023000(販売名「オプティマス ルメッカ」)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
  • 構造:製造はインモード社(イスラエル)、国内の製造販売はインモード・ジャパンです。ハンドピースSR515とSR580の2種類を使い分け、冷却液でキセノンランプとサファイアウインドウを冷やします。添付文書に波長の数値の記載はありません。
  • 主なリスク・禁忌:禁忌として、上まぶたや唇を治療しないこと(火傷・重度の障害が発生する可能性)、タトゥーやアートメイクの部位を治療しないことが挙げられています。使用上の注意には、肌タイプV・VIや過去2週間以内の日焼けなども記載されています。

セレックV

  • 国内の区分・使用目的:認証 231ADBZI00015000。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
  • 構造:製造はJeisys Medical(韓国)、国内の選任製造販売業者はJeisys Medical Japanです。9種類のカットオフフィルターで420〜1200nmの範囲を選び、ハンドピースに冷却水を循環させます。
  • 主なリスク・禁忌:禁忌として、照射部位に治っていない傷がある方、顔面・頸部に重度の感染性皮膚疾患やインプラントがある方などが挙げられています。有害事象として紅斑・浮腫(通常は治療後48時間以内に消失)、痛み、挫傷(通常は2〜7日以内に消失)が記載されています。

ノーリス

  • 国内の区分・使用目的:承認 30400BZX00032000(販売名「皮膚疾患・長期減毛用光治療器Nordlys」、一般的名称「皮膚疾患用光治療器」)。使用目的は表在性皮膚良性色素性疾患の治療、皮膚良性血管病変における表在性毛細血管拡張症状の改善、長期的な減毛です。
  • 構造:製造はCandela Corporation(米国)、国内の製造販売はシネロン・キャンデラです。用途別のアプリケータで530〜950nmの範囲を選び、アプリケータ内に冷却水を循環させます。
  • 主なリスク・禁忌:禁忌として、肝斑の部位(熱刺激による肝斑の悪化リスク)、光線過敏症、ケロイド・肥厚性瘢痕の傾向、刺青・アートメイクの部位などが挙げられています。有害事象には熱傷、水疱形成、痂皮形成、色素沈着、色素脱失、瘢痕形成、紫斑、紅斑、浮腫などが記載されています。

ルクセア

  • 国内の区分・使用目的:承認 30600BZX00133000(一般的名称「皮膚疾患用光治療器」)。使用目的は表在性皮膚良性色素性疾患の治療です。
  • 構造:製造はEl.En S.p.A.(イタリア)、国内の製造販売はDEKA JAPANです。ライラックハンドピースを使い、冷却した液体をハンドピース内に循環させます。波長の数値は添付文書で確認できませんでした。
  • 主なリスク・禁忌:禁忌として、肝斑の部位(肝斑悪化の懸念)、スキンタイプV以上、ケロイド・肥厚性瘢痕の傾向などが挙げられています。

BBL

  • 国内の区分・使用目的:販売名「mJOULE エムジュール(BBL)」が認証 306AABZX00032000、「サイトンBBLs」が認証 225AABZX00188000。どちらも使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
  • 構造:製造はサイトン社(米国)、国内の製造販売はサイトンジャパンです。400〜1000nmの光を交換式のフィルターで絞って照射します。冷却の方式は添付文書の構造欄で確認できませんでした。
  • 主なリスク・禁忌:口や鼻などの粘膜組織に使用しないこと、300〜1000nmの波長で光線過敏症のある患者などが挙げられています。過度のエネルギーでの使用や適切な冷却を怠ったことで、色素沈着過剰・色素脱失・火傷・水疱が生じることがあると記載されています。

ライムライト

  • 国内の区分・使用目的:承認 23000BZX00281000(販売名「Xeo SAシステム」)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
  • 構造:製造はキュテラ社(米国)、国内の製造販売はキュテラです。ハンドピースのタイプLLはプログラムモードA・B・Cを切り替えて照射し、冷却水で照射ウインドウを冷やします。なお、「タイプLL=ライムライト」は型式名からの推定で、添付文書に「ライムライト」という愛称の記載はありません。
  • 主なリスク・禁忌:使用上の注意(患者)に、光線過敏症を誘発する医薬品の使用者、抗凝固剤の使用者、ケロイドや肥厚性瘢痕の病歴、肝斑などが挙げられています。過度のエネルギーでの使用や適切な冷却を怠ったことで、色素沈着過剰・色素脱失・熱傷などが生じ、一部は瘢痕として残ることがあると記載されています。

よく比べられる組み合わせの違い(ステラM22とルメッカ・セレックV・ノーリス)

ステラM22とルメッカは波長の選び方(フィルター9種類か、ハンドピース2種類か)、ステラM22とセレックVは製造元と冷却の仕組み、ステラM22とノーリスは国内承認の使用目的(温熱か、色素性疾患か)に主な違いがあります。

カウンセリングでよく名前が挙がる4機種を、添付文書の記載で並べました。

比べる点ステラM22ルメッカセレックVノーリス
製造元(国)ルミナス・ビー社(イスラエル)インモード社(イスラエル)Jeisys Medical(韓国)Candela Corporation(米国)
国内の区分承認認証認証承認
承認された使用目的温熱温熱温熱表在性皮膚良性色素性疾患・表在性毛細血管拡張・長期減毛
波長の選び方フィルター9種類(400〜1200nm)ハンドピース2種類(SR515・SR580)フィルター9種類(420〜1200nm)用途別アプリケータ(530〜950nm)
冷却ハンドピースの冷却装置(サファイアクールライトガイド)冷却液(サファイアウインドウ)冷却水循環(サファイアブロック)アプリケータ内の冷却水循環
添付文書の主な禁忌てんかん発作の既往、タトゥーの部位、スキンタイプⅥなど上まぶた・唇、タトゥー・アートメイクの部位治っていない傷のある部位、顔面・頸部のインプラントなど肝斑の部位、光線過敏症、刺青・アートメイクの部位など

ステラM22とルメッカ:主な違いは波長の選び方です。ステラM22はフィルターを差し替えて帯域を選び、ルメッカは2種類のハンドピースを使い分けます。国内ではどちらも温熱を使用目的とする機器で、シミ目的の照射はどちらも使用目的と異なる使い方です。

ステラM22とセレックV:どちらもフィルターを差し替える方式で、主な違いは製造元と冷却の仕組みです。セレックVは個人輸入品を使っている院もあるため、国内の認証品かどうかもあわせて確認します。

ステラM22とノーリス:主な違いは国内承認の使用目的です。ノーリスは表在性の良性色素性疾患や毛細血管拡張を使用目的に含み、ステラM22は温熱が使用目的です。ノーリスでも肝斑の部位は禁忌です。

「どっちが良いか」は、目的と肌の状態によって答えが変わります。一方が優れていることを示す公的な比較は、本記事の調査では見つかりませんでした。どの機械が合うかは、シミの種類の診断を受けたうえで医師と決めることになります。「フォトフェイシャルM22」と「ステラM22」の違いは、ステラM22の章の「M22」「OptiLIGHT M22」との違いで整理しています。

IPLとレーザー・RFの違い

IPLは帯域の光を広い範囲に照射する管理医療機器で、Qスイッチやピコ秒のレーザーは単一波長の高度管理医療機器であり、国内承認の使用目的にも違いがあります。

シミの光治療を調べていると、IPLとレーザーが並んで紹介されることがよくあります。国内の添付文書で見ると、違いは次のとおりです。

項目IPLQスイッチ・ピコ秒レーザー(例)
光連続したスペクトル光をフィルターなどで帯域に絞って照射単一波長のレーザー光を照射
国内のクラス分類管理医療機器高度管理医療機器
承認された使用目的の例温熱(ステラM22など)/表在性皮膚良性色素性疾患(ノーリス・ルクセア)体表面の良性色素性病変の蒸散及び除去、並びに刺青の除去(enLIGHTen エンライトン、承認 22800BZX00138000)/良性色素性病変の治療と体表面の刺青蒸散及び除去(RevLiteSI、承認 30500BZX00253000)

エンライトンの添付文書は、正確な術前診断が悪性病変への治療を防ぐうえで重要だと注意しています。IPLでもレーザーでも、照射の前に病変の診断があることは共通です。なお、肝斑を目的とした低出力のレーザー照射(レーザートーニングなど)の承認状況は、本記事では調べていません。

「IPL」と並んで検索されるRF(高周波)は、光ではなく電気のエネルギーを使う方式です。IPLにRFを組み合わせた施術(フォトRFなど)と、たるみの治療に使われるRF単独の機器は別物で、目的も承認の中身も違います。RF単独の機器によるたるみ治療は、本記事では扱っていません。

リスク・副作用・ダウンタイム

IPLの主なリスクは熱傷・水疱・色素沈着・色素脱失・瘢痕・紫斑・紅斑・浮腫で、ステラM22の添付文書には、かさぶたや水ぶくれが治るまで5〜10日、紫斑が5〜15日続くことがあると記載されています。

IPLは「ダウンタイムが短い施術」と紹介されることが多いのですが、添付文書を読むと、数日から数か月続く変化が書かれています。ステラM22とノーリスの添付文書、院の公式サイトの説明を並べました。

リスク・症状ステラM22の添付文書ノーリスの添付文書院の説明(出所)
痛み・不快感パルス照射時に、ゴムではじかれるような痛みなどの不快感を覚えることがある――
かさぶた・水ぶくれかさぶたや水ぶくれができ、治るまで5〜10日かかる場合がある水疱形成、痂皮形成シミ治療の場合、3〜4日で薄いかさぶたとなり、7〜10日かけてはがれる(聖心美容クリニック)
色素沈着・色素脱失通常3〜6か月で薄くなるが、まれに恒久的な場合もある色素沈着、色素脱失まれにくすみが強くなる、ほくろが濃くなる・大きくなる(品川スキンクリニック)
紫斑5〜15日ほど現れることがあり、その後の茶色い変色も1〜3か月で薄くなる紫斑―
紅斑・浮腫治療後に紅斑・浮腫が発生することがある紅斑、浮腫一時的に赤み、かゆみが出ることがある(湘南美容クリニック)
熱傷・瘢痕過度のエネルギーや冷却不足で熱傷・びらん・水疱が生じ、一部は瘢痕として残ることがある。肥厚性瘢痕、まれにケロイド熱傷、瘢痕形成まれにやけど(品川スキンクリニック)
毛に関する反応―毛孔一致性の炎症、毛嚢炎、照射部位と周囲の多毛化・硬毛化―

「―」は、その資料で該当する記載を確認できなかった項目です。数日から数週間、場合によっては数か月続く変化があることを前提に、仕事や予定と照らし合わせて受ける日を決めてください。

照射を受けられない人・注意が必要な人

各機種の添付文書の禁忌・使用上の注意には、共通する項目が多くあります。主なものを機種名とあわせて挙げます。

  • 光線過敏症の方、光感受性を高める薬を使っている方(ステラM22・ノーリス)
  • 日焼けした直後の肌(ステラM22は治療前3〜4週間の日焼けを禁忌、ルメッカは過去2週間以内の日焼けを使用上の注意に記載)
  • タトゥー・アートメイクの部位(ステラM22・ノーリス・ルメッカ)
  • 皮膚がんとその既往、処置対象部位の前がん病変(ステラM22)、皮膚悪性腫瘍の部位(ノーリス)
  • てんかん発作の既往(ステラM22)
  • ケロイド・肥厚性瘢痕の傾向(ノーリス・ルクセア)
  • 肝斑の部位(ノーリス・ルクセアは禁忌、ライムライトは使用上の注意に記載)
  • 上まぶた・唇(ルメッカ)
  • 肌の色が濃いスキンタイプ(ステラM22はスキンタイプⅥ、ルクセアはスキンタイプV以上を禁忌に記載)

服用中の薬、持病、過去の日焼けや肝斑の診断歴は、診察のときに必ず伝えてください。

眼の保護と、困ったときの相談先

ステラM22の添付文書は警告として、装置の使用時は患者・施術者とも保護眼鏡を着用するよう求めています。照射中に保護具を外さないことは、受ける側も知っておきたい点です。

国民生活センターの「美容医療サービス」のページによると、全国の消費生活センターなどに寄せられた美容医療サービスの相談件数は、2023年度6,281件、2024年度10,744件、2025年度7,944件です。皮膚障害や熱傷などの危害を受けたという相談も寄せられています。このページにIPLだけを取り出した件数は示されていません。施術後に気になる症状が出たときは、まず施術を受けた院に連絡し、契約や説明の内容で困ったときは消費生活センターに相談できます。

費用の目安(機械名つきの料金例)

顔全体1回の通常料金の例は、税込表示の院の公式料金で9,900〜30,800円で、機械・初回価格・回数券・税の表示によって比べ方が変わります。

院の公式料金表から、機械名がわかる料金を集めました。並びは機械の順(ステラM22・M22、ルメッカ、セレックV、BBL、ライムライト、その他)です。表参道スキンクリニックは港区外(渋谷区)の院ですが、ルメッカ・BBL・M22の料金を1院で比べられるため載せています。

院(所在地)施術名(院の表記)機械(院の表記)1回の料金回数・初回税の表示
湘南美容クリニック(グループ共通料金。実施院は公式の対象院一覧で確認)フォトダブル®院の説明ではステラM22・ノーリスなど顔全体 12,800円5回 47,400円/初回 7,800円税込
表参道スキンクリニック 表参道院(渋谷区)フォトフェイシャルM22M22(院の表記)28,000円6回 140,000円税込
Tokyo Beauty Master Clinic(港区六本木)フォトフェイシャル公式のお知らせにステラM22と記載38,500円3回 105,600円/初回 30,000円公式サイト記載の金額(税込・税抜の表示なし)
湘南美容クリニックフォトダブル®(ルメッカピーク)ルメッカ顔・首・デコルテ・手の甲のいずれか1カ所 14,800円5回 63,000円/初回 9,800円税込
表参道スキンクリニック 表参道院ルメッカ(IPL光治療)ルメッカ全顔 30,000円6回 150,000円税込
聖心美容クリニック 六本木院(港区六本木)CellecV(セレックV)セレックV(看護師の施術)全顔 30,800円(税抜28,000円)3回 88,704円(税抜80,640円)税抜表示に税込を併記
表参道スキンクリニック 表参道院BBL光治療BBL30,000円6回 150,000円税込
聖心美容クリニック 六本木院ライムライトライムライト全顔 33,000円3回 89,000円/5回 132,000円税抜の金額(税込額は公式料金表で確認)
品川スキンクリニック(品川本院・表参道院ほか。グループ共通料金)フォトシルクプラスフォトシルクプラス全顔(こめかみ除く)2回目以降 9,900円5回 44,100円/初回 6,500円税込
湘南美容クリニックフォトRFelos Plus または eMax顔全体 9,980円5回 44,000円/初回 6,800円税込
  • 料金は各院の公式サイトの表示です。範囲は通常の1回料金で示し、初回価格は別欄にしました。キャンペーン価格は載せていません。
  • 税込表示の院の通常1回料金は、品川スキンクリニックのフォトシルクプラス(2回目以降)9,900円から、聖心美容クリニックのセレックV(看護師の施術)30,800円までです。
  • 税抜の金額で示されている聖心美容クリニックのライムライト(33,000円)と、税込・税抜の表示がないTokyo Beauty Master Clinic(38,500円)は、上の範囲に含めていません。税抜の金額を税込に換算することもしていません。
  • 照射範囲は院によって「顔全体」「全顔」「1カ所」などと異なります。同じ範囲どうしで比べてください。

1回の料金だけでなく、何回を前提にした計画か、回数券の総額、税の表示、照射する人(医師か看護師か)をそろえてから比べると、見積もりの差が読み取りやすくなります。料金表の読み方は「料金表の見方」でも整理しています。

目的別に見る機械の選び方と受診前に聞くこと

機械の選び方は、シミの種類の診断を受けたうえで、色素性疾患の承認を重視するか、波長を細かく選ぶ設計を重視するか、費用と通院の負担を重視するかで整理できます。

どの機械が合うかに、公的に決まった順位はありません。何を重視するかで、候補になる機械が変わります。

  • 国内で色素性疾患の承認を受けた機械で受けたいなら:ノーリスとルクセアが該当します。いずれも肝斑の部位は禁忌です。
  • フィルターを差し替えて帯域を細かく選ぶ設計を重視するなら:ステラM22とセレックVが9種類のフィルターを持つ機種です。どちらも国内の使用目的は温熱で、シミ目的の照射は使用目的と異なる点もあわせて確認します。
  • 赤み(毛細血管拡張)も相談したいなら:ノーリスは血管病変も使用目的に含みます。ほかの機種では、院がどのように照射を設計しているかを確認します。
  • 費用を抑えて回数を重ねたいなら:1回あたりの料金と回数券の総額、税の表示をそろえて比べます。

美容医療診療指針(令和3年度改訂版)は、日光黒子へのレーザー・光治療を推奨度1としています。一方、肝斑へのレーザー・IPLは推奨度2(条件によっては、行うことを弱く提案する)で、推奨文は次のとおりです。

診療指針より引用

美容医療診療指針(令和3年度改訂版)CQ1-1-2「シミ(肝斑)にレーザーや光治療(IPL)は有効か?」

推奨度2(条件によっては,行うことを弱く提案する)
推奨文(前段):レーザーや IPL 照射は,遮光,美白剤外用や内服などの保存的治療を行って,十分な効果の得られない場合に併用療法として行っても良い.

肝斑が疑われる場合は、機械を選ぶ前に、肝斑かどうかと、遮光や外用・内服から始めるべきかを医師に判断してもらう順番になります。

カウンセリングで確認したい5つの質問

機械の名前を聞くだけでは、承認の中身や照射の方針まではわかりません。次の5つを聞くと、比較に必要な情報がそろいます。

  1. 機械の正式名は何ですか:施術名ではなく、販売名や型式で答えてもらうと、添付文書で中身を確かめられます。
  2. 国内の承認(認証)品ですか、個人輸入品ですか:同じ機種名でも、個人輸入品は国内の承認・認証の対象外です。
  3. 承認された使用目的は何ですか:温熱が使用目的の機械か、色素性疾患が使用目的の機械かで、未承認医薬品等としての説明が必要かどうかが変わります。
  4. 私のシミの種類は何で、肝斑はどう扱いますか:日光黒子・そばかす・肝斑・ADMで向く治療が違い、肝斑の部位は照射の可否そのものにかかわります。
  5. 照射するのは誰で、照射条件はどう決めますか:医師か看護師か、フィルターや出力を誰がどう決めるかで、説明を受ける相手も変わります。

受診前に確認したい項目の全体像は「カウンセリングで確認すべきこと」に、院選びで機械をどう見るかは「使用機器・薬剤の確認」の観点としてまとめています。

西村 麻衣西村 麻衣

私がいま光治療を受けるとしたら、最初に聞くのは2番目と3番目の質問です。ここに迷わず答えてもらえる院なら、4番目の肝斑の話も丁寧にしてもらえることが多いと感じています。5つ全部を一度に聞くのが気になる方は、この記事の質問をメモにして持っていけば十分です。

よくある質問

Q
フォトフェイシャルの機械にはどんな種類があり、何が違いますか?
A
フォトフェイシャルの機械には、ステラM22・ルメッカ・セレックV・ノーリス・ルクセア・BBL・ライムライトなどがあり、違いは波長の選び方・照射の制御・冷却・RF併用の有無と、国内で承認された使用目的です。シミなど表在性の良性色素性疾患を使用目的に含むIPLはノーリスとルクセアで、ほかの多くは温熱効果による血流改善・疼痛緩解が使用目的です。
Q
ステラM22とルメッカの違いは何ですか?
A
ステラM22とルメッカの主な違いは波長の選び方で、ステラM22は9種類の選択波長フィルターを差し替え、ルメッカは2種類のハンドピースを使い分けます。製造元はステラM22がルミナス・ビー社、ルメッカがインモード社で、国内ではどちらも温熱効果による血流改善・疼痛緩解を使用目的とする機器です。どちらが合うかは肌状態と目的で異なるため、医師の診断を受けてから決めることになります。
Q
セレックVとステラM22はどっちが良いですか?
A
セレックVとステラM22は、どちらもフィルターを差し替えて波長を選ぶIPL機器で、一方が優れていることを示す公的な比較は、本記事の調査では見つかりませんでした。製造元はセレックVがJeisys Medical(韓国)、ステラM22がルミナス・ビー社(イスラエル)です。院によっては個人輸入品を使っていることがあるため、国内の承認(認証)品かどうかも確認してください。
Q
ステラM22とノーリスの違いは何ですか?
A
ステラM22とノーリスの大きな違いは国内で承認された使用目的で、ノーリスは表在性の良性色素性疾患・毛細血管拡張・長期減毛、ステラM22は温熱効果による血流改善・疼痛緩解が使用目的です。ノーリスの添付文書は肝斑の部位を禁忌としています。
Q
フォトフェイシャルの機械は国内で承認されていますか?
A
フォトフェイシャルの機械の多くは国内で承認・認証を受けていますが、使用目的は機種で異なり、ステラM22・ルメッカ・セレックV・BBL・ライムライトは温熱効果による血流改善・疼痛緩解です。承認と異なる目的での使用は、医療広告ガイドラインでは未承認医薬品等に含まれます。フォトRFなど、PMDAで承認を確認できない機種もあります。
Q
IPLとRF(フォトRF)の違いは何ですか?
A
IPLは帯域の光を照射する方式で、フォトRFはIPLにRF(高周波)の電気エネルギーを組み合わせた方式です。院の説明ではフォトRFにelos PlusやeMaxが使われていますが、国内の承認はPMDAの添付文書等情報検索で確認できませんでした。
Q
フォトフェイシャルとレーザー(トーニング・ピコ)の違いは何ですか?
A
フォトフェイシャル(IPL)は帯域の光を広い範囲に照射する管理医療機器で、Qスイッチやピコ秒のレーザーは単一波長の高度管理医療機器です。国内承認の使用目的にも違いがあり、レーザーの一部は良性色素性病変の治療、IPLの多くは温熱が使用目的です。シミの種類によって適する治療が変わるため、医師の診断が前提です。
Q
肝斑があってもフォトフェイシャルを受けられますか?
A
肝斑がある場合のフォトフェイシャルは慎重な判断が必要で、色素性疾患で承認されたノーリスとルクセアの添付文書は肝斑の部位を禁忌としています。美容医療の診療指針も、肝斑へのレーザーやIPLは遮光や外用・内服で十分な効果が得られない場合の併用としています。肝斑かどうかの診断を先に受け、照射の可否は医師に確認してください。

まとめ|機械名と承認の使用目的をセットで確認する

フォトフェイシャルの機械選びは、機械名に加えて、国内の承認品か、何を使用目的に承認された機械かを確認し、シミの種類の診断を受けてから決める治療選びです。

この記事の要点
  • 機械の違いは、波長の選び方・照射の制御・冷却・RF併用という光の出し方と、国内で承認された使用目的の2つの面で見る
  • シミなど表在性の良性色素性疾患を使用目的に含むIPLは、PMDAで確認できた範囲ではノーリスとルクセアで、どちらも肝斑の部位は禁忌
  • ステラM22・ルメッカ・セレックV・BBL・ライムライトの使用目的は温熱で、シミ目的の照射は医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たる
  • 同じ機種名でも、院の機器が国内の承認品か個人輸入品かは院ごとに異なる
  • 料金は機械・照射範囲・初回価格・回数券・税の表示をそろえて比べ、シミの種類の診断を受けてから機械を決める

港区や東京で、院そのものを比べたい方は次の記事で扱っています。

たるみなどほかの悩みや、年代から施術を考えたい方は、こちらが入口になります。

本記事で言及している機器の承認状況と未承認医薬品等の表示

本記事で扱うIPL機器のうち、ノーリスとルクセア以外の機器をシミなどの美容目的で使う場合は、承認・認証された使用目的と異なるため、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等として次の情報を示します。

国内で承認・認証を確認できなかった機器(フォトシルクプラス、フォトRFに使われる機器)も、同じ項目で整理しました。各機器に共通する事項を先に示します。

各機器に共通する事項

(ⅱ)入手経路等(個人輸入の場合)
院が医師の個人輸入品を使う場合は、その旨の表示が必要です。個人輸入の医薬品等の注意点は、厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」で情報提供されています。
(ⅲ)国内の承認医薬品等の有無
表在性皮膚良性色素性疾患の治療を使用目的とするIPLとして、ノーリス(承認番号30400BZX00032000)とルクセア(承認番号30600BZX00133000)が国内で承認されています。いずれも肝斑の部位は禁忌です。
(ⅴ)救済制度の対象外
未承認医薬品等や、承認された使用目的・効能・用法等と異なる使い方で健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済の対象にはなりません。

ステラM22(Stellar M22 IPLモデル)

承認・認証の状況
承認 30300BZX00035000(キセノン光線治療器)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛・炎症の緩解です。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
国内で承認された医療機器ですが、シミ・くすみ・肌質の改善を目的とした照射は承認された使用目的と異なる使い方で、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たります。
(ⅱ)入手経路等
国内ではルミナス・ビー・ジャパン株式会社が製造販売しています。院の機器が国内の承認品か医師の個人輸入品かは、院の表示・説明で確認してください。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国では510(k)(K193500)で販売が認められ、良性の表皮性病変・血管病変・減毛などが適応に含まれます。米国の適応には肝斑(melasma)も挙げられていますが、国内で色素性疾患の承認を受けたIPLの添付文書は肝斑の部位を禁忌としており、米国の適応を国内の使用目的と同じものとして読むことはできません。米国の添付文書に記載された重大な副作用の内容は、本記事では確認できていません。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
かさぶた・水ぶくれ(治るまで5〜10日かかる場合がある)、色素沈着・色素脱失(通常3〜6か月で薄くなるが、まれに恒久的な場合もある)、紫斑(5〜15日)、紅斑・浮腫、熱傷、まれに肥厚性瘢痕・ケロイド。光感受性の高い方、てんかん発作の既往、タトゥーの部位、治療前3〜4週間の日焼け、スキンタイプⅥなどは禁忌です(添付文書)。
費用の目安
院の説明でステラM22などを使う施術の例で、顔全体1回12,800円(湘南美容クリニック、税込)、M22と表記する施術で1回28,000円(表参道スキンクリニック、税込)。Tokyo Beauty Master Clinicは1回38,500円で、公式サイト記載の金額(税込・税抜の表示なし)です。

ルメッカ(オプティマス ルメッカ)

承認・認証の状況
認証 307AGBZX00023000(キセノン光線治療器)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
シミ・肌質の改善を目的とした照射は、認証された使用目的と異なる使い方で、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たります。
(ⅱ)入手経路等
国内ではインモード・ジャパン株式会社が製造販売しています。院の機器が国内の認証品か医師の個人輸入品かは、院の表示・説明で確認してください。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国では510(k)(K123860、InMode SR IPL)で、良性の色素性表皮病変や血管病変などを適応とする販売が認められています。国内のハンドピース名(SR515・SR580)と一致することからの推定で、同一の製品であることは確認できていません。米国の添付文書に記載された重大な副作用の内容は、本記事では確認できていません。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
上まぶた・唇(火傷・重度の障害が発生する可能性)、タトゥー・アートメイクの部位への照射は禁忌です。使用上の注意に肌タイプV・VI、過去2週間以内の日焼けなどが挙げられています(添付文書)。
費用の目安
1カ所1回14,800円(湘南美容クリニック、税込)、全顔1回30,000円(表参道スキンクリニック、税込)。

セレックV

承認・認証の状況
認証 231ADBZI00015000(キセノン光線治療器)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
シミ・肌質の改善を目的とした照射は、認証された使用目的と異なる使い方で、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たります。
(ⅱ)入手経路等
国内の選任製造販売業者はJeisys Medical Japan株式会社です。医師の個人輸入品を使っている院もあるため、院の表示・説明で確認してください。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国FDAのデータベースでは確認できず、欧州などでの承認状況も本記事では一次情報で確認できていません。情報が不足しているため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
紅斑・浮腫(通常は治療後48時間以内に消失)、痛み、挫傷(通常は2〜7日以内に消失)。照射部位に治っていない傷がある方、顔面・頸部に重度の感染性皮膚疾患やインプラントがある方などは禁忌です(添付文書)。
費用の目安
全顔1回30,800円(聖心美容クリニック 六本木院、看護師の施術。税抜28,000円)。

BBL(mJOULE エムジュール(BBL)/サイトンBBLs)

承認・認証の状況
認証 306AABZX00032000/225AABZX00188000(キセノン光線治療器)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
シミ・肌質の改善を目的とした照射は、認証された使用目的と異なる使い方で、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たります。
(ⅱ)入手経路等
国内ではサイトンジャパン合同会社が製造販売しています。院の機器が国内の認証品か医師の個人輸入品かは、院の表示・説明で確認してください。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国では510(k)(K032460、Profile BBL)で、色素性病変・血管病変・減毛などを適応とする販売が認められています。米国の添付文書に記載された重大な副作用の内容は、本記事では確認できていません。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
過度のエネルギーでの使用や適切な冷却を怠ったことによる色素沈着過剰・色素脱失・火傷・水疱。粘膜組織には使用せず、300〜1000nmの波長で光線過敏症のある方などは対象外とされています(添付文書)。
費用の目安
1回30,000円(表参道スキンクリニック、税込)。

ライムライト(Xeo SAシステム)

承認・認証の状況
承認 23000BZX00281000(キセノン光線治療器)。使用目的は温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解です。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
シミ・肌質の改善を目的とした照射は、承認された使用目的と異なる使い方で、医療広告ガイドライン上の未承認医薬品等に当たります。
(ⅱ)入手経路等
国内ではキュテラ株式会社が製造販売しています。院の機器が国内の承認品か医師の個人輸入品かは、院の表示・説明で確認してください。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国では510(k)(K233237、xeo+ Family)で、色素性病変・血管病変・しわ・減毛などを適応とする販売が認められています。米国の添付文書に記載された重大な副作用の内容は、本記事では確認できていません。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
紅斑・浮腫のほか、過度のエネルギーでの使用や適切な冷却を怠ったことによる色素沈着過剰・色素脱失・熱傷・びらん・水疱があり、一部は瘢痕として残ることがあります。使用上の注意(患者)に抗凝固剤の使用者、ケロイドや肥厚性瘢痕の病歴、肝斑などが挙げられています(添付文書)。
費用の目安
全顔1回33,000円(聖心美容クリニック 六本木院、税抜の金額)。

フォトシルクプラス

承認・認証の状況
PMDAの添付文書等情報検索では確認できませんでした。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
提供する品川スキンクリニックは、公式サイトで、この治療に用いる機器は国内において薬機法上の承認を受けていないと表示しています。
(ⅱ)入手経路等
同院は公式サイトで、医師の責任の下、厚生労働省から輸入確認を得たうえで個人輸入を行っていると表示しています。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国などでの承認状況は、本記事では一次情報で確認できていません。情報が不足しているため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
院の説明では、まれにやけど、くすみが強くなる、ほくろが濃くなる・大きくなるなどの副作用があり、地黒の方や肝斑のある方は施術できない場合があるとされています(品川スキンクリニック)。
費用の目安
全顔(こめかみ除く)2回目以降1回9,900円、初回6,500円(品川スキンクリニック、税込)。

フォトRFに使われる機器(elos Plus/eMax)

承認・認証の状況
PMDAの添付文書等情報検索では確認できませんでした。
(ⅰ)未承認医薬品等であることの明示
国内の承認・認証を確認できない機器を使う施術です。
(ⅱ)入手経路等
湘南美容クリニックのIPLのページでは、機器の入手経路の記載を確認できませんでした。受診時に院へ確認してください。
(ⅲ)国内の承認医薬品等
ノーリス・ルクセア(共通事項のとおり)
(ⅳ)諸外国における安全性等
米国FDAのデータベースでは確認できませんでした。情報が不足しているため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
(ⅴ)救済制度
対象外(共通事項のとおり)
主なリスク・副作用
院の説明では、一時的に赤み、かゆみが出ることがあり、状態によってはシミやそばかすが薄いかさぶた状になることがあるとされています(湘南美容クリニック)。
費用の目安
顔全体1回9,980円、初回6,800円(湘南美容クリニック、税込)。

参考:ノーリス・ルクセア

承認・認証の状況
ノーリスは承認 30400BZX00032000、ルクセアは承認 30600BZX00133000(いずれも皮膚疾患用光治療器)。どちらも表在性皮膚良性色素性疾患の治療が使用目的に含まれます。
未承認医薬品等との関係
承認された使用目的の範囲での使用は、未承認医薬品等に当たりません。どちらも肝斑の部位は禁忌です。
主なリスク・副作用
熱傷、水疱形成、痂皮形成、色素沈着、色素脱失、瘢痕形成、紫斑、紅斑、浮腫、毛孔一致性の炎症、毛嚢炎など(ノーリスの添付文書)。
費用の目安
本記事の料金例に、ノーリス・ルクセアを機械名として示した料金はありません(湘南美容クリニックのフォトダブル®は、院の説明で使用機器にノーリスを含みます)。

費用例に掲載したクリニックの問い合わせ先

本記事の費用例に掲載したクリニックの問い合わせ先は、各院の公式サイトに掲載された電話番号とURLで、受付時間や実施院は各院の公式サイトで確認できます。

クリニック所在地電話公式サイト
湘南美容クリニック全国の各院(IPLの実施院は公式サイトの対象院一覧で確認)0120-489-100s-b-c.net
表参道スキンクリニック 表参道院東京都渋谷区神宮前5-9-13 喜多重ビル4階0120-334-270omotesando-skin.jp
聖心美容クリニック 六本木院東京都港区六本木6-6-9 ピラミデ2F0120-509-905roppongiin.jp
品川スキンクリニック品川本院(東京都港区港南2-5-3 オリックス品川ビル6F)・表参道院(東京都港区北青山3-11-7 Aoビル10F)ほか0120-575-900shinagawa-skin.com
Tokyo Beauty Master Clinic東京都港区六本木7-8-8 ミクニ六本木ビル4階03-6434-0758tbmstemcell.com

※ 料金は各院の公式料金表をもとに掲載しています。予約方法・受付時間・施術を受けられる院は、各院の公式サイトでご確認ください。

本記事の医療監修

百枝 加奈子 医師(医学博士)

Tokyo Beauty Master Clinic 総院長(技術指導/2025年就任)

  • 東京大学 医学博士
  • 日本麻酔科学会 認定専門医(認定番号 1829)
  • 日本抗加齢医学会 専門医(認定番号 1481)
  • 日本美容外科学会 会員 / 日本美容皮膚科学会 会員
  • 東京女子医科大学 医学部医学科 卒業(1982年)
  • 東京大学医学部附属病院 麻酔科 医員(1982年)・厚生技官(1987年)
  • 米国ジョージタウン大学 新生児・未熟児科 研究員(1993年)
  • 米国国立予防衛生研究所(NIH)人類遺伝学教室 研究員(1994年)
  • JR東京総合病院 麻酔科 主任医長(1996年)
  • 東京大学薬学部 臨床薬理学 非常勤医師(2001年)

監修範囲

本記事内の医療情報の正確性の検証に限定しています。IPL機器の仕組み、国内の承認区分と使用目的、副作用情報、医療広告ガイドライン上の取り扱いを中心にレビューしています。

利益相反の開示

百枝医師は、本メディアの広告掲載クリニックであり本記事の費用例にも掲載しているTokyo Beauty Master Clinicの総院長を兼ねており、利益相反関係にあります。そのため、監修医師は本記事の評価・順位づけ・特定クリニックの推薦には一切関与していません。機器の選定・比較の観点・費用例に掲載する院の選定は、編集部の独自判断によります。

監修医師の詳細・編集ポリシーを見る

本記事は、フォトフェイシャル(IPL)の機械の違いを、PMDAの添付文書、メーカー・国内販売元の公表、厚生労働省・学会・国民生活センターの公表情報、各院の公式サイトをもとに整理したものです。承認・認証の内容や添付文書は改訂されることがあり、各院の料金・使用機器・施術内容も変更される場合があります。本記事は特定の機械や医療機関を推奨するものではありません。施術を受けるかどうか、どの機械で受けるかは、医師の診察と説明を受けたうえで判断してください。

出典一覧

情報の取得日:

西村 麻衣 西村 麻衣
AUTHOR PROFILE
Nishimura Mai
美容医療ライター・元エステシャン

大手エステサロンで5年間勤務後、美容医療クリニックの受付・カウンセラーを3年経験。現在はフリーランスライターとして美容医療・スキンケア・アンチエイジング分野を専門に執筆。東京都内のクリニック取材実績多数。著書に、美容医療の入門書『仕事ができる男は、見た目に投資する』(Kindle版)があり、noteでも発信しています。

「東京都内のクリニック選びで失敗した経験から、読む人が後悔しない選択ができる記事を届けたいと思っています。」

専門領域
  • 美容クリニックの選び方・エリア別比較
  • アンチエイジング施術・脂肪溶解注射
  • スキンケア・化粧品成分
  • 東京都内クリニック事情(23区・多摩地域)
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