PR | 本サイトは特定の事業者の取材協力のもと運営されています。掲載情報の比較・評価は著者の独自判断に基づきます。詳細は運営者情報へ
再生医療のおすすめクリニックを東京で選ぶ基準は、治療の種類(幹細胞・PRP・線維芽細胞・エクソソーム)を先に決めたうえで、その治療を再生医療等安全性確保法に基づき厚生労働省へ届け出ている院かどうかを確認することです。本記事では、届出の種別と適応領域・提供する治療の幅・説明義務の充足・医療連携・費用の透明性の5条件を共通の物差しにして、美容・エイジングケア目的で再生医療を検討する方向けに、東京の5院をランキング形式ではなく目的別に整理しました。
「再生医療のおすすめを調べても、幹細胞、PRP、線維芽細胞、エクソソーム……名前ばかり増えて、結局どれを、どこで受ければいいのかわからない」
再生医療という言葉は、法律で審査と届出が義務づけられている治療と、法律の外側で医師の裁量だけで提供されている治療を、同じ名前で包んでしまっています。しかも同じ「幹細胞」でも、自分の細胞を培養して戻す治療と、他人の細胞が分泌した上澄み液を点滴する施術は、制度上まったく別物です。だからクリニック名から探し始めると、必ず迷います。本記事では、カウンセラー時代に身につけた「治療の種類→届出→院」の順に絞り込む考え方で、東京で再生医療を受けられる5院を冷静に整理しました。
本記事の対象:東京都内で、肌・見た目・体の衰えなど美容・エイジングケア目的の再生医療を検討している方向けの記事です。
関節の痛みや神経疾患など疾患治療が目的の方は、本記事の「関節・神経疾患が目的の場合」で専門クリニックの探し方を確認してください。個別の治療の仕組みはPRP皮膚再生治療の正しい選び方|再生医療認定3種の意味と高濃度PRPの仕組み、エクソソームのおすすめランキング|東京の点滴・注射クリニック5院を届出・品質・費用の5条件で比較もあわせてご覧ください。
- 総合整理東京の5院を5条件で並べた結果、5条件すべてを満たす院はありませんでした。美容と体の不調を同じ院で大学病院連携のもと相談したいならTokyo Beauty Master Clinic、PRP・幹細胞豊胸・毛髪など部位を決めて受けたいなら聖心美容クリニック六本木院、自己線維芽細胞での肌再生なら銀座よしえクリニック、培養幹細胞点滴を公開料金で検討したいなら湘南美容クリニック新橋銀座口院、大手グループで培養上清点滴から始めたいなら品川美容外科、という整理です。
- 法規制の位置づけ幹細胞治療・線維芽細胞治療(第二種)とPRP・NK細胞(第三種)は、再生医療等安全性確保法に基づく認定委員会の審査と厚生労働省への届出が義務です。エクソソーム・培養上清・NMN点滴・NAD+注射は2026年8月時点で同法の対象外にあり、医師の裁量で提供されています。
- 届出の実態厚生労働省の公表一覧(2026年8月30日時点)では、5院すべてが院単位で第二種の届出を掲載しています。美容目的だけでなく慢性疼痛など疾患への幹細胞治療を届け出ている院は4院あり、そのうち慢性疼痛・アトピー性皮膚炎・変形性関節症と複数の疾患領域で届け出ているのはTokyo Beauty Master Clinicでした。
- 価格レンジ公式サイトで料金を公開している院の税込価格は、培養上清点滴15cc 55,000円から、培養幹細胞点滴1回2,000,000円、線維芽細胞治療の1年保管料込みプラン例869,000円まで、治療の種類で桁が変わります。幹細胞治療の料金を非公開とする院もあります。
- 注意事項再生医療に用いる細胞加工物や製剤は、いずれも医薬品としての薬事承認を受けたものではなく、重篤な副作用が起きても医薬品副作用被害救済制度の対象外です。受診前に費用・リスク・提携病院名・届出の名義を必ず確認してください。
※ 各院公式発表および厚生労働省公表資料に基づく2026年8月30日時点の参考値です。価格・メニューは変更される場合があります。最新情報は各クリニックの公式サイトでご確認ください。
カウンセラー時代、「再生医療をやっているクリニックですか?」と聞かれるたびに、私は「どの再生医療ですか?」と聞き返していました。PRPなら届出があるけれど幹細胞は扱っていない、上清点滴はあるけれど届出の対象ではない、という院が普通にあるからです。本記事は「再生医療をやっている院」ではなく、「あなたが受けたい治療を、届出のうえで提供している院」を探すための記事です。
再生医療のおすすめクリニック|東京5院を5条件で比較した結果
再生医療のおすすめクリニックは、単一の順位ではなく「届出の種別と適応領域・提供する治療の幅・説明義務の充足・医療連携・費用の透明性」の5条件を何項目満たすかで読むのが基本です。東京の5院を並べた結果、疾患領域まで含む届出と大学病院との連携ではTokyo Beauty Master Clinic、届出件数と部位別の治療メニューでは聖心美容クリニック六本木院、費用の透明性では湘南美容クリニックと銀座よしえクリニック、品川美容外科が上位という整理になりました。
| 院名 | ①届出の種別と適応領域 | ②提供する治療の幅 | ③説明義務の充足 | ④医療連携 | ⑤費用の透明性 |
|---|---|---|---|---|---|
| Tokyo Beauty Master Clinic取材院 | ◎ 第二種3件・第三種1件。慢性疼痛・アトピー性皮膚炎・変形性関節症の疾患適応を含む | ◎ 自己幹細胞・PRP・エクソソーム・培養上清・NAD+・NMNの6系統 | ○ 未承認と自由診療の旨を明示。副作用・費用は診察時に説明 | ◎ 慶應義塾大学病院・東京都済生会中央病院 | ✗ 再生医療は診察時に総額提示(非公開) |
| 聖心美容クリニック 六本木院 | ◎ 第二種1件・第三種5件。慢性疼痛の疾患適応を含む | ◎ PRP・幹細胞豊胸・幹細胞毛髪・NK細胞・培養上清点滴 | ◎ PRPページに承認状況・適応外使用・救済制度対象外を明示 | △ 公開情報に提携病院名の記載なし | ◎ 部位別に税込価格を公開 |
| 銀座よしえクリニック 六本木院 | ◎ 第二種2件・第三種1件。慢性疼痛の疾患適応を含む(都立大院) | ◎ 線維芽細胞・PRP・培養上清点滴・培養表皮(グループ内) | △ 再生医療ページに未承認等の定型説明を確認できず。リスク記載はあり | ○ 聖マリアンナ医科大学との技術連携を公表(提携病院の記載はなし) | ◎ 内訳付きで税込価格を公開 |
| 湘南美容クリニック 新橋銀座口院 | ○ 第二種2件(線維芽細胞・幹細胞慢性疼痛)。第三種の掲載なし | ○ 培養幹細胞点滴・線維芽細胞の2系統 | △ 再生医療ページに未承認等の定型説明を確認できず。副作用はFAQに記載 | △ 公開情報に記載なし | ◎ 細胞数・回数別に税込価格を公開 |
| 品川美容外科 品川本院 | ○ 第二種1件・第三種1件(線維芽細胞・PRP) | △ 公式サイトで確認できる再生医療系メニューは培養上清点滴のみ | ◎ 培養上清点滴ページに未承認4項目・副作用を明示 | △ 公開情報に記載なし | ○ 培養上清点滴は公開。線維芽細胞・PRPは公式ページを確認できず |
※ ①は厚生労働省「届出された再生医療等提供計画(治療)の一覧」(2026年8月30日時点)に基づき、各院の所在地で照合した院単位の件数です。②〜⑤は各院公式サイトの公開情報(2026年8月30日時点)に基づき、著者が判定しました。価格は各院公式サイト掲載の表記に従っています。
再生医療のおすすめクリニック|目的別ベスト1院早見表
「総合1位」と「自分にとっての1院」は別物です。再生医療は治療の種類で受けられる院が変わるため、目的別に整理すると次のように分かれます。
| 重視する目的 | 候補になる院 | 根拠となる公開情報 |
|---|---|---|
| 美容と体の不調を同じ院で、大学病院連携のもと総合的に相談したい | Tokyo Beauty Master Clinic | 疾患適応を含む第二種3件・第三種1件の届出、慶應義塾大学病院・東京都済生会中央病院との提携、6系統の再生医療メニュー |
| PRP・幹細胞豊胸・毛髪など、部位を決めて実績のある院で受けたい | 聖心美容クリニック 六本木院 | 第三種5件の届出、部位別の税込価格、PRP研究論文の受賞歴を公表 |
| 自己線維芽細胞での肌再生を、都内の通いやすい院で受けたい | 銀座よしえクリニック 六本木院 | 線維芽細胞の第二種届出、都内7院で施術可、グループ内CPCで培養、内訳付きの税込価格 |
| 培養幹細胞点滴を、細胞数と料金が公開された状態で検討したい | 湘南美容クリニック 新橋銀座口院 | 1回1億個 税込2,000,000円などセット価格を公開、線維芽細胞の第二種届出 |
| 大手グループで、まず培養上清点滴から始めたい | 品川美容外科 | 15cc 55,000円、未承認4項目と副作用を明示、都内各院で提供 |
5院を並べて一番はっきりしたのは、届出の「件数」と「中身」は別だということです。件数が多くても美容外科の適応だけの院もあれば、件数は少なくても慢性疼痛やアトピー性皮膚炎まで届け出ている院もあります。私は件数の多さで順位をつけるのをやめ、「何の治療を、どの種別で届け出ているか」を表の一番左に置きました。
再生医療の種類と法規制の位置づけ|第一種・第二種・第三種と「法の外側」の治療
再生医療は、再生医療等安全性確保法によってリスクに応じて第一種・第二種・第三種に分類され、いずれも認定委員会の審査を経て厚生労働省へ提供計画を届け出ることが義務づけられています。美容クリニックで受けられるのは主に第二種(自己幹細胞・線維芽細胞など培養した細胞)と第三種(PRP・NK細胞など)です。エクソソーム・培養上清・NMN点滴・NAD+注射は細胞そのものを含まないため、2026年8月時点では同法の対象外にあります。
| 区分 | 主な治療 | 審査する委員会 | 美容クリニックでの位置づけ |
|---|---|---|---|
| 第一種 | iPS細胞・ES細胞、他家の幹細胞など | 特定認定再生医療等委員会+厚生労働大臣の確認 | 研究段階が中心。美容クリニックではほぼ提供されない |
| 第二種 | 自己脂肪由来幹細胞(培養)、自家培養線維芽細胞、自家培養表皮 | 特定認定再生医療等委員会 | 幹細胞点滴・線維芽細胞治療がここに入る |
| 第三種 | PRP(多血小板血漿)、NK細胞などの免疫細胞、非培養の脂肪由来細胞 | 認定再生医療等委員会 | PRP皮膚再生・幹細胞豊胸の一部がここに入る |
| 法の対象外 | エクソソーム・幹細胞培養上清液、NMN点滴、NAD+注射 | 審査なし(医師の裁量) | 「再生医療」の名前で提供されるが届出の対象ではない |
幹細胞治療・線維芽細胞治療(第二種)
自分の脂肪組織や皮膚から細胞を採取し、細胞培養加工施設で数週間かけて増やしてから体に戻す治療が第二種の中心です。美容クリニックの幹細胞治療は静脈点滴で全身に投与する形が多く、線維芽細胞治療は培養した皮膚の細胞を顔など気になる部位に注入します。培養した細胞を使うため相対的にリスクが中程度と位置づけられ、特定認定再生医療等委員会という第三者の審査を通ることが必須です。本記事の5院の中では、Tokyo Beauty Master Clinic・聖心美容クリニック六本木院・銀座よしえクリニック六本木院・湘南美容クリニック新橋銀座口院・品川美容外科品川本院のすべてに、院単位で第二種の届出が掲載されています。
PRP・NK細胞など(第三種)
自分の血液から血小板を濃縮したPRP(多血小板血漿)を注入する治療や、免疫細胞を培養して戻すNK細胞療法などが第三種です。細胞を培養しない、または加工の度合いが小さい治療が中心で、認定再生医療等委員会の審査を経て届け出ます。PRPは美容クリニックで最も普及した再生医療で、顔・首の皮膚再生を目的とするものと、膝・肘など関節を対象とするものがあります。PRPの仕組みと高濃度PRPの考え方はPRP皮膚再生治療の正しい選び方|再生医療認定3種の意味と高濃度PRPの仕組みで詳しく解説しています。
エクソソーム・培養上清・NMN点滴・NAD+注射(法の対象外)
エクソソームや幹細胞培養上清液は、幹細胞が分泌した物質であって細胞そのものではないため、再生医療等安全性確保法の対象外です。日本再生医療学会のガイダンス(2024年4月)は「EV療法は安確法の対象外」と明記し、厚生労働省は2024年7月の事務連絡で「諸外国を含め薬事承認を得た医薬品はない」と注意喚起しています。2026年7月からは厚生労働省の作業部会が規制対象に含めるかの議論を始めていますが、本記事の情報基準日時点で結論は出ていません。NMN点滴・NAD+注射は成分そのものが細胞由来ではなく、こちらも届出の対象外の自由診療です。「届出済み」と広告に書かれていても、それは幹細胞やPRPなど別の治療の届出であって、エクソソーム点滴そのものの届出ではありません。エクソソーム点滴の院選びはエクソソームのおすすめランキング|東京の点滴・注射クリニック5院を届出・品質・費用の5条件で比較、NMN点滴はNMN点滴おすすめクリニック|東京で受けられる6院の比較と選び方で個別に整理しています。
関節・神経疾患が目的の場合:整形外科系の専門クリニックを厚労省一覧で探す方法
変形性膝関節症や脳卒中の後遺症など、疾患の治療を目的に再生医療を探している場合は、美容クリニックではなく整形外科・内科系の再生医療専門クリニックが主な受け皿になります。本サイトは美容クリニックの比較を扱う媒体のため、疾患向けの院の順位づけは行いません。代わりに、誰でも使える一次資料での探し方をお伝えします。厚生労働省の「届出された再生医療等提供計画(治療)の一覧」は第二種・第三種ごとに公開されており、ブラウザの検索機能で「変形性関節症」「脳梗塞」「脊髄損傷」など治療名を入力すると、その治療を届け出ている医療機関名・所在地・管理者名・審査した委員会名が確認できます。「専門クリニック」と名乗っているかではなく、受けたい治療の名前で届出があるかを起点に探すのが、疾患目的でも美容目的でも共通する確実な方法です。
『仕事ができる男は、見た目に投資する 〜年収・評価・信頼を上げる40代からの美容医療入門〜』第3-4章「幹細胞治療:再生医療の最前線」より
幹細胞治療の種類
・自己幹細胞治療:自分の脂肪や骨髄から幹細胞を採取・培養して使用する。アレルギーリスクが低い
・培養幹細胞(他家):ドナーから採取・培養された幹細胞を使用。即日投与が可能
・エクソソーム療法:幹細胞が分泌する物質(エクソソーム)を点滴投与。幹細胞そのものを使わない新しいアプローチ
(中略)再生医療は厚生労働省による特別な認可が必要な分野だ。「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づき、提供できる医療機関は限定されている。クリニック選びには特に慎重さが求められる。必ず認可を受けた医療機関で、医師による十分な説明と同意(インフォームドコンセント)の下で検討すること。
拙著では幹細胞治療を3つに分けて紹介しました。書籍執筆後に整理し直した点が1つあります。3つのうち「エクソソーム療法」だけは、法律の審査と届出の枠の外側にあるということです。自己幹細胞治療と他家の培養幹細胞は第二種または第一種として審査を受けますが、エクソソーム療法は細胞を使わないため審査がありません。「必ず認可を受けた医療機関で」という原則は変わりませんが、エクソソームについては法的義務ではなく、患者が自分で課す基準として読み替える必要があります。
厚労省の一覧は、私も記事を書くたびに全件を取得して院名と住所で照合しています。慣れると15分で終わる作業です。クリニックの公式サイトに「届出済み」と書いてあっても、一覧で確認すると別の院の名義だったり、別の治療の届出だったりすることは珍しくありません。受診前に一度、ご自身の目で確認してください。
「再生医療 おすすめクリニック」を判断する5つの条件
再生医療のおすすめクリニックを判断する条件は、(1)届出の種別と適応領域、(2)提供する治療の幅、(3)未承認医薬品等の説明と限定解除要件の充足、(4)副作用時の医療連携、(5)費用の透明性の5つです。再生医療は治療の種類ごとに届出の有無・費用の桁・リスクの性質が変わるため、この5条件を1院ずつ当てはめることで、知名度や広告の表現に左右されない比較ができます。
条件①:届出の種別と適応領域
条件②:提供する治療の幅
条件③:未承認医薬品等の説明と限定解除要件の充足
条件④:副作用時の医療連携
条件⑤:費用の透明性
『仕事ができる男は、見た目に投資する 〜年収・評価・信頼を上げる40代からの美容医療入門〜』第4-4章「大学病院提携・安全体制を確認する」より
美容クリニックが大学病院・総合病院と提携しているかどうかは、緊急時対応力に直結する。施術後に重篤な副作用が生じた際に、提携病院への迅速な紹介・連携ができる体制があるクリニックと、そうでないクリニックでは、リスク管理の水準が大きく異なる。提携病院を確認する際は、「どこの病院と」「どのような連携内容で」提携しているかを具体的に確認すること。「提携しています」という言葉だけでは不十分だ。
条件④はこの一節をそのまま適用しています。5院のうち、緊急時の受け入れを含む提携病院名を公式サイトで具体的に公表しているのはTokyo Beauty Master Clinic(慶應義塾大学病院・東京都済生会中央病院)でした。銀座よしえクリニックは聖マリアンナ医科大学の客員教授による技術指導を公表していますが、これは培養技術に関する連携であり、副作用時の受け入れ提携とは性質が異なります。他の3院は本記事の調査時点では公開情報に提携病院名の記載を確認できませんでした。記載がないことは提携がないことを意味しませんので、カウンセリングで直接確認してください。
条件⑤の「保管料」は、カウンセラー時代に一番トラブルになりやすかった項目です。初年度は治療費に含まれていて、2年目から月1万円前後の保管料の請求が始まることを、契約時に理解していない患者さんが本当に多かった。本記事の費用の表では、保管料を別立てで書いてある院とそうでない院を区別しています。
東京の再生医療クリニック5院 詳細レビュー
ここからは東京都内で幹細胞治療・PRP・線維芽細胞治療・エクソソーム点滴などの再生医療を提供している5院を、同じ書式で1院ずつ整理します。各院の公式サイトと厚生労働省の公表一覧に基づく客観情報のみを記載し、治療効果や患者の体験談には触れていません。気になる院から読み飛ばしていただいて構いません。
一般社団法人再生医療皮膚科研究会が運営する再生医療専門クリニックで、公式サイトに第二種・第三種の再生医療等提供計画番号を掲載しています。厚生労働省の公表一覧では、第二種3件のうち2件が自己脂肪由来幹細胞による慢性疼痛・アトピー性皮膚炎の治療、1件が変形性関節症へのPRPで、美容目的に限らない適応で審査を通っている点が本記事の5院の中で目立ちます。幹細胞治療の公式ページでは、培養する細胞数の目安と1回あたりの投与上限の指針、治療の流れ(診察→血液検査→組織採取→培養→投与→経過観察)を明記し、すべて自由診療である旨と一部に国内未承認の医薬品・成分を用いる場合がある旨を記載しています。
本記事の5院の中で、疾患適応を含む第二種・第三種の届出と、緊急時の受け入れを含む具体的な提携病院名(慶應義塾大学病院・東京都済生会中央病院)の両方を公式に公表している点が特徴です。幹細胞・PRP・エクソソーム・培養上清・NAD+・NMNの6系統を1院で扱っているため、法律の内側にある治療と外側にある治療を同じ医師に相談しながら組み立てられます。総院長は東京大学医学部附属病院麻酔科での全身管理の経験を公表しており、点滴治療の安全管理という観点で確認しやすい院です。
再生医療の料金を公式サイトで公開しておらず、幹細胞治療・PRPとも「診察時に総額を提示」する方式です。条件⑤は本記事の5院の中で最も情報量が少なく、事前に費用感をつかんでから比較したい方には向きません。また公式サイトの副作用に関する記載は「治療前の診察で一つひとつ説明する」という方針の明示にとどまり、症状名を列挙した記載は本記事の調査時点では確認できませんでした。一方で、総額を医師が対面で提示する方式のため、細胞数・回数・併用治療を含めた見積もりを一度に確認できる利点はあります。受診前に「1回あたりの細胞数と価格」「保管料の有無」「副作用の具体的な内容」を質問リストにして持参することをおすすめします。
1993年開院の全国展開グループで、再生医療を「PRP系」「幹細胞系」「その他(成長因子・培養上清・エクソソーム)」の3系統に分けて専用サイトで公開しています。厚生労働省の公表一覧では六本木院として第三種5件が掲載され、本記事の5院の中で届出件数が最も多い院です。プレミアムPRP皮膚再生療法に関する研究論文が2016年に形成外科の国際学術誌で受賞したことを公表しており、PRPに関する公開情報の厚みが特徴です。同院のPRPは成長因子(b-FGF)を添加する方式で、公式ページにはこの薬剤が国内承認医薬品であること、本治療では適応外使用に当たること、しこり・膨らみすぎのメカニズムと対処法まで詳しく記載されています。
部位別に税込価格を公開し、しわの深さで注入量が変わる場合の追加料金の考え方まで示している点で、条件⑤の情報量は本記事の5院の中で最も多い院です。PRP・豊胸・毛髪と、受けたい部位が決まっている方にとって、その部位の届出と価格と副作用を1つのページで確認できます。条件③についても、PRPで使用する薬剤の承認状況と適応外使用の説明が明示されており、法令上の説明義務への姿勢が読み取れます。
提携病院名は公開情報に記載がなく、副作用時の受け入れ体制は診察時に確認が必要です。第二種の届出は慢性疼痛の1件で、美容目的の自己幹細胞点滴(全身へのアンチエイジング目的)は本記事の調査時点では公式メニューに確認できませんでした。全身の状態改善を幹細胞点滴で相談したい方は、この点を先に確認してください。プレミアムPRPは成長因子を添加するため、添加なしのPRPと比べて副作用の性質が異なることも公式ページ自体が説明しています。
銀座を本院に都内各院と横浜院を展開する美容皮膚科グループで、再生医療の専用サイトを持ち、自己線維芽細胞を用いた肌の再生医療を中心に据えています。細胞の培養は外部に委託せず、都立大院の院内に設置した細胞プロセッシングセンターで行うと明記し、製造許可番号と提供計画番号、クリーンルームの等級、工程の履歴管理まで公開しています。厚生労働省の公表一覧では六本木院として第二種2件・第三種1件が掲載され、線維芽細胞治療は六本木院を含む都内7院と横浜院で受けられます。公式の再生医療委員会の規程や議事録を公開している点も、グループとしての透明性の一端です。
線維芽細胞治療の費用を「血液検査・培養・移植・保管料」の内訳付きで公開し、1年保管料込みの合計まで例示している点で、条件⑤の分かりやすさは本記事の5院の中で最上位のひとつです。培養を自グループのCPCで完結させ、その施設情報を公開している点は、細胞を「誰がどこで増やすか」を確認したい方に向いています。線維芽細胞・PRP・培養上清の3系統を都内の複数院で受けられるため、通いやすさで院を選び直せる柔軟性もあります。
美容目的の自己幹細胞点滴のメニューはなく、自己脂肪由来幹細胞の点滴はアトピー性皮膚炎と帯状疱疹後神経痛の疾患治療として都立大院だけで提供され、費用は非公開です。線維芽細胞治療は培養と移植を合わせると税込で75万円を超え、さらに2年目以降の年間保管料110,000円が別途かかります。再生医療関連ページには未承認医薬品等に関する定型の説明が確認できず、聖マリアンナ医科大学との連携は技術指導であって緊急時の受け入れ提携とは性質が異なる点も、受診時に確認が必要です。
全国展開の大手グループで、再生医療のカテゴリを「培養幹細胞点滴」と「培養線維芽細胞療法」の2系統に絞り、東京では新橋銀座口院で提供しています。厚生労働省の公表一覧では新橋銀座口院として第二種2件が掲載され、線維芽細胞と幹細胞(慢性疼痛)の両方で特定認定再生医療等委員会の審査を通っています。幹細胞点滴は1回あたり1億個という細胞数と、回数別のセット価格、初年度保管料を含む旨、2年目以降の保管料まで公式ページで細かく公開しており、条件⑤の情報量は本記事の5院の中で最上位のひとつです。
培養幹細胞点滴の「細胞数×回数×価格」が明示されているため、幹細胞点滴の総額を受診前に自分で計算できる院です。線維芽細胞も注入量ごとの単価が公開されており、1ccあたりの価格が量に応じて下がる設計まで読み取れます。大手グループとして症例数と院数を背景に持ち、院長の経歴に救命センター勤務が含まれる点は、点滴治療の安全管理という観点で確認しやすい材料です。
幹細胞点滴1回2,000,000円は本記事の5院の公開価格の中で最も高額で、3回で5,400,000円という規模感です。第三種(PRP等)の届出は新橋銀座口院の名義では確認できず、PRP皮膚再生療法の独立した公式ページも本記事の調査時点では見つかりませんでした。再生医療ページには未承認医薬品等に関する定型説明がなく、提携病院名の記載もありません。都内で再生医療を受けられるのが新橋銀座口院に限られるため、他院で受けた施術の継続相談は同院で行う必要があります。
全国38院を展開する大手グループの本院で、厚生労働省の公表一覧には品川本院として線維芽細胞(第二種)とPRP(第三種)の届出が掲載されています。一方で本記事の調査時点では、公式サイトのメニュー・料金一覧に線維芽細胞治療とPRPの施術ページは見当たらず、公式に確認できる再生医療系メニューは臍帯由来の幹細胞培養上清点滴のみでした。培養上清点滴のページでは、未承認医薬品である旨・国内承認医薬品の有無・諸外国の安全性情報・救済制度の対象外である旨の4項目と、アナフィラキシー等の副作用、献血ができなくなる可能性まで明示されています。
培養上清点滴15cc 55,000円という価格と、都内各院で受けられる通いやすさ、未承認4項目と副作用の明示が揃っている点が特徴です。「法律の外側にある治療を、説明義務を守っている大手で、まず低い価格帯から試す」という入り方をしたい方に向いています。培養上清液を自社グループの届出済み施設で製造している旨も公表されています。
幹細胞治療・線維芽細胞治療・PRPを目的に本院を選ぶ場合、届出は確認できても公式サイトで治療内容と料金を事前に確認できないため、本記事の条件②と⑤では判定を留保しています。培養上清点滴は再生医療等安全性確保法の対象外にある施術で、届出の裏づけがあるのは線維芽細胞・PRPの方であることを混同しないでください。提携病院名の記載もありません。
※ 本記事はTokyo Beauty Master Clinicへの取材協力のもと制作しています。他4院への直接取材は実施しておらず、公式サイト・厚生労働省公表一覧の公開情報(2026年8月30日時点)をもとに記載しています。最新情報は各クリニックの公式サイトでご確認ください。
目的別おすすめ:5院の使い分け
東京で再生医療を受ける5院は、美容と体の不調を同じ院で大学病院連携のもと相談するならTokyo Beauty Master Clinic、部位を決めてPRP・豊胸・毛髪を受けるなら聖心美容クリニック六本木院、自己線維芽細胞での肌再生なら銀座よしえクリニック、培養幹細胞点滴を公開料金で検討するなら湘南美容クリニック新橋銀座口院、大手で培養上清点滴から始めるなら品川美容外科という使い分けです。5条件のうち自分が譲れない条件を1〜2つに絞ると、候補は自然に決まります。
美容と体の不調を同じ院で、大学病院連携のもと相談したいなら → Tokyo Beauty Master Clinic
慢性疼痛・アトピー性皮膚炎・変形性関節症という疾患適応を含む第二種3件・第三種1件の届出と、慶應義塾大学病院・東京都済生会中央病院という具体的な提携先を公表しているのはTokyo Beauty Master Clinicです。幹細胞・PRPからエクソソーム・NAD+・NMNまで6系統を1院で扱うため、「見た目の衰え」と「体の不調」を分けずに、法律の内側と外側にある治療を同じ医師と組み立てたい方に合います。料金は診察時の提示になるため、事前に予算の上限を決めてから受診してください。
PRP・幹細胞豊胸・毛髪など、部位を決めて受けたいなら → 聖心美容クリニック 六本木院
第三種5件の届出と、PRP・豊胸・毛髪の部位別メニュー、部位ごとの税込価格を公表しているのは聖心美容クリニック六本木院です。PRPに関する研究論文の受賞歴を公表し、使用する薬剤の承認状況と適応外使用の説明までページ内に明示しています。「顔のこの部位」「バスト」「毛髪」と対象が決まっている方に合います。提携病院名と、美容目的の幹細胞点滴の有無は診察時に確認してください。
自己線維芽細胞での肌再生を、都内の通いやすい院で受けたいなら → 銀座よしえクリニック
自己線維芽細胞の第二種届出、都立大院内のCPCでの培養、都内7院での施術、内訳付きの税込価格を揃えているのは銀座よしえクリニックです。「自分の細胞を、どこで、どう増やすか」を確認したうえで肌の再生医療を受けたい方に合います。培養と移植で税込75万円超、2年目以降は年間保管料が別途かかる点と、美容目的の幹細胞点滴がない点は先に押さえてください。
培養幹細胞点滴を、細胞数と料金が公開された状態で検討したいなら → 湘南美容クリニック 新橋銀座口院
1回1億個・税込2,000,000円という細胞数と価格、回数別セット、保管料の扱いまで公開しているのは湘南美容クリニック新橋銀座口院です。線維芽細胞と幹細胞(慢性疼痛)の第二種届出も新橋銀座口院の名義で確認できます。「受診前に総額を自分で計算してから決めたい」という方に合います。価格は本記事の公開価格の中で最も高く、提携病院名と未承認等の説明は診察時に確認が必要です。
大手グループで、まず培養上清点滴から始めたいなら → 品川美容外科
15cc 55,000円の培養上清点滴を、未承認4項目と副作用の明示、都内各院での提供という条件付きで受けられるのは品川美容外科です。「まず法律の外側にある低価格帯の施術から、説明義務を守っている大手で試したい」という方に合います。線維芽細胞・PRPの届出はあるものの公式ページで内容と料金を確認できないため、それらが目的の方は受診時に直接確認してください。
私が家族に勧めるとしたら、順番は「受けたい治療の届出が、その院の名義で一覧にあるか」→「提携病院名が言えるか」→「保管料まで含めた総額が言えるか」→「価格」です。価格を最後に置くのは、安くても高くても、最初の3つが答えられない院は選ばないからです。本記事の表を質問リストとして持参してください。
再生医療の費用相場|幹細胞・線維芽細胞・PRP・エクソソーム別
東京の美容クリニックで受ける再生医療の費用は、治療の種類で桁が変わります。本記事の5院の公式掲載価格では、培養幹細胞点滴が1回2,000,000円(1億個・税込)、線維芽細胞治療が培養と移植を合わせて759,000円〜1,400,000円前後(保管料別)、PRP皮膚再生療法が1部位115,500円〜481,800円、エクソソーム・培養上清点滴が1回55,000円〜220,000円です(各院公式発表に基づく2026年8月時点の参考値)。幹細胞治療の料金を非公開とする院もあります。
| 治療の種類 | 法規制 | 本記事5院の公式価格(税込) | 継続・保管の考え方 |
|---|---|---|---|
| 培養幹細胞点滴(自己脂肪由来) | 第二種 | 湘南:1回1億個 2,000,000円〜6回 9,600,000円/TBM:診察時に総額提示 | 年4〜6回を推奨する院あり。細胞保管料は初年度込み、2年目以降は月額または年額で別途 |
| 線維芽細胞治療(自己) | 第二種 | 銀座よしえ:培養275,000円+移植5cc 719,950円(モニター467,500円)+年間保管110,000円/湘南:採取600,000円+移植1cc 200,000円〜12cc 1,400,000円 | 1〜1年半ごとのメンテナンスを案内する院あり。保管料が毎年発生 |
| PRP皮膚再生療法(自己血) | 第三種 | 聖心:1部位 247,500円〜481,800円/銀座よしえ:初回115,500円・1回165,000円/TBM:診察時に総額提示 | 部位数・注入量で変動。追加1ccごとの単価を公開する院あり |
| 幹細胞豊胸(脂肪由来細胞) | 第三種 | 聖心:症例掲載価格 1,485,000円 | 1回完結が基本。脂肪採取部位のダウンタイムを含む |
| エクソソーム・培養上清点滴(他家) | 法の対象外 | 品川:15cc 55,000円/30cc 93,500円(税表記なし)/銀座よしえ:5mL 初回154,000円・1回220,000円/聖心:1ml 60,000円〜100,000円(税表記なし)/TBM:診察時に総額提示 | 2〜4週ごとや月1〜2回の継続を提案する院が多い。総額は1回価格×回数 |
費用を比べるときに一番大事なのは、「1回」の中身を揃えることです。幹細胞点滴は細胞数、線維芽細胞は注入量(cc)、PRPは部位数、上清点滴は容量(cc・mL)と、院ごとに単位が違います。同じ「1回」でも、細胞数が1億個なのか2億個なのか、注入量が5ccなのか1ccなのかで、価格差は正当な差になります。カウンセリングでは「1回あたりの量」「推奨回数」「保管料・再診料・検査料」の3点を必ず聞き、総額に換算してから判断してください。
費用面の判断材料として、国民生活センターの相談件数も参考になります。全国の消費生活センター等に寄せられた美容医療サービスに関する相談は、2023年度6,281件、2024年度10,744件、2025年度7,944件(2026年5月31日現在)で推移しています。件数の多くはモニター契約や解約に関するもので、「今日契約すれば安くなる」と急かされて高額契約に至るケースは、同センターが注意喚起しています。再生医療は1回で数十万円から数百万円の契約になるため、モニター価格やセット価格を提案された場合も、初回は持ち帰って検討する余地を残してください。
再生医療を受ける前に確認すべき注意点
再生医療を受ける前に確認すべき注意点は、デメリット・欠点の理解、未承認医薬品等としての扱い、副作用とリスク、受けられない条件と献血への影響の4点です。届出を経た治療であっても、使用する細胞加工物は医薬品として承認されたものではなく、重篤な副作用が起きた場合も国の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。受診前に自分の既往歴・体調・予算と照らし合わせ、医師の説明を受けたうえで判断する必要があります。
再生医療のデメリット・欠点
再生医療の欠点として、受診前に知っておくべきことを整理すると次の4点です。
- 費用が高額で、保険が適用されない:幹細胞点滴は1回100万円単位、線維芽細胞治療は培養と移植で数十万円から100万円超になり、保管料や再診料が継続的に発生します。全額自己負担の自由診療です。
- 効果・経過に個人差があり、保証されない:各院の公式ページも「効果・経過には個人差があり、特定の結果を保証するものではない」と明記しています。研究段階の知見が多い分野であることを前提に検討する必要があります。
- 時間がかかる:自己細胞を培養する治療は、採取から投与まで数週間の培養期間を要し、複数回の通院が必要です。当日に完結する施術ではありません。
- 副作用時の救済制度がない:再生医療に用いる細胞加工物や未承認製剤による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。日本再生医療学会の健康被害補償制度に加入している医療機関もありますが、加入の有無は院ごとに異なります。
未承認医薬品等としての扱い
幹細胞治療・線維芽細胞治療・PRPで用いる細胞加工物は、再生医療等安全性確保法に基づく審査と届出を経て提供されますが、医薬品医療機器等法上の承認を受けた医薬品ではありません。エクソソーム・培養上清液・NMN・NAD+の製剤は、同法の審査もなく、国内外で薬事承認を受けたものもありません。医療広告ガイドラインは、未承認医薬品等を用いる治療について「未承認である旨」「入手経路等」「国内の承認医薬品等の有無」「諸外国における安全性等に係る情報」の4項目の明示を求めています。本記事の5院のうち、再生医療系の施術ページでこの4項目を確認できたのは品川美容外科(培養上清点滴)と、使用薬剤の承認状況・適応外使用を明示した聖心美容クリニック(PRP)でした。Tokyo Beauty Master Clinicは一部に未承認の医薬品・成分を用いる旨を明示し、詳細は診察時に説明する運用です。記載が確認できなかった院でも、診察時の説明で4項目を確認してください。
副作用・リスク
各クリニックの公式情報で挙げられている副作用・リスクを、治療の種類ごとに整理すると次のとおりです。
- 幹細胞点滴:発熱・頭痛・吐き気などの一過性症状、稀に感染症やアレルギー反応。組織採取部位の痛み・内出血
- 線維芽細胞治療:注入部位の赤み・腫れ・内出血(数日〜1週間程度)、皮膚採取部位(耳の後ろなど)の小さな傷
- PRP:浮腫・痛み・斑状出血・皮下結節・皮下色素沈着・アレルギー反応。成長因子を添加するPRPでは、膨らみすぎやしこりのリスクを公式に説明する院がある
- エクソソーム・培養上清点滴:穿刺部の痛み・内出血・神経障害、稀にアナフィラキシー反応。他家由来製剤における未知の感染リスクを理論上否定できない旨を記載する院がある
効果・経過には個人差があり、本記事では治療効果を断定していません。妊娠中・授乳中の方、癌の既往がある方、自己免疫疾患や血液疾患のある方、感染症のある方、抗凝固薬を服用中の方は、受診前に必ず主治医と施術医師に申告してください。
受けられない条件と献血への影響
自己細胞を用いる治療では、感染症の有無や体の状態を血液検査で確認し、結果によっては治療を受けられない旨を各院が公式に明記しています。他家由来の培養上清液やエクソソームの点滴を受けた後は、献血ができなくなる可能性がある旨を記載する院もあります。献血の可否は日本赤十字社の基準によるため、今後献血を予定している方は受診前に確認が必要です。
再生医療のカウンセリングで、私が一番大切だと思うのは「やめる自由」が残っているかです。細胞を採取して培養が始まると、途中でやめても費用は戻りません。だから初回は契約せずに持ち帰る。これは慎重さではなく、この治療の性質上の当然の手順です。
カウンセリングで必ず確認すべき7つの質問
再生医療のカウンセリングで確認すべき質問は、届出の名義・リスクと副作用・緊急時の連携先・自分に適した治療・担当医師・総額と保管料・即決の要否の7つです。拙著第4-5章で体系化した7つの質問を、再生医療の文脈に置き換えて整理しました。回答の内容と姿勢を観察すれば、そのクリニックの誠実さは概ね分かります。
- 「この治療は、この院の名義で厚生労働省に届け出ていますか?計画番号と種別を教えてください」→ 第二種か第三種か、届出の対象外の治療かを即答できるか。「グループで届け出ています」という答えは院単位の確認が必要
- 「この治療のリスク・副作用と、未承認医薬品等に関する4項目を教えてください」→ 4項目を自分の言葉で説明できるか。「ほとんどありません」と即答する院は要注意
- 「緊急時はどこの病院と、どのような内容で連携していますか?」→ 具体的な病院名と、技術指導ではなく受け入れの連携内容を答えられるか
- 「私の目的に対して、この治療が最も適した選択肢だと思いますか?他の選択肢は?」→ ヒアリングなしに即答する場合や、高額な幹細胞治療だけを勧める場合は警戒が必要
- 「採取・投与を担当する医師は誰ですか?」→ カウンセリングと施術の担当者が異なる場合は、施術医師と事前に話す機会を求める
- 「細胞数・注入量・回数・保管料・再診料を含めた総額を教えてください」→ 2年目以降の保管料まで含めて総コストに換算できるか
- 「今日すぐに決める必要がありますか?」→ 「今日だけのモニター価格」など時間的プレッシャーをかける院は、冷静な判断を妨げようとしている可能性がある
よくある質問(FAQ)
まとめ|東京の再生医療クリニックを5条件で選ぶ
再生医療おすすめクリニック選びの5条件チェックリスト
- 受けたい治療(幹細胞・PRP・線維芽細胞・エクソソーム)を先に決め、その治療がその院の名義で厚生労働省の一覧に届け出られているかを確認する
- 幹細胞・PRP・線維芽細胞・エクソソーム・NAD+・NMNのうち、その院で扱う系統と、法律の内側・外側の区別を確認する
- 未承認医薬品等に関する4項目と、費用・リスク・問い合わせ先が公式サイトまたは診察時に説明されるかを確認する
- 副作用時の提携病院名と、技術指導ではなく受け入れの連携内容を具体的に確認する
- 細胞数・注入量・回数・保管料・再診料を聞き、2年目以降を含めた総額に換算してから判断する
東京で再生医療を提供する5院を5条件で比較した結果、疾患適応を含む届出と大学病院との医療連携ではTokyo Beauty Master Clinic、第三種の届出件数と部位別の実績・価格公開では聖心美容クリニック六本木院、自己線維芽細胞とグループ内CPCでは銀座よしえクリニック、培養幹細胞点滴の細胞数と価格公開では湘南美容クリニック新橋銀座口院、大手での培養上清点滴では品川美容外科がそれぞれ候補になる、という整理です。5条件すべてを満たす院はなく、どの条件を譲れないかで選ぶ院は変わります。
再生医療のおすすめは、クリニック名からではなく「治療の種類→届出→院」の順に絞ると迷いません。届出は安全管理体制の確認であって効果の保証ではないこと、エクソソームやNMNは届出の枠の外にあること、費用は保管料まで含めて桁が変わることの3点を押さえたうえで、本記事の比較表を質問リストとして持参し、初回カウンセリングでは契約せずに持ち帰る。それが、高額で戻せない選択を含む治療を安全側で受けるための、いちばん現実的な手順です。
個別の治療をさらに深く知りたい方は、PRPの仕組みと認定3種の意味を解説したPRP皮膚再生治療の正しい選び方|再生医療認定3種の意味と高濃度PRPの仕組み、法律の外側にあるエクソソーム点滴の院選びを整理したエクソソームのおすすめランキング|東京の点滴・注射クリニック5院を届出・品質・費用の5条件で比較もあわせてご覧ください。
再生医療は、法律が追いついている治療と追いついていない治療が同じ棚に並んでいる領域です。2026年中にエクソソームの規制の枠組みが動く可能性があるので、本記事も制度の変更に合わせて見直していきます。今の時点で言えるのは、「届出の中身を自分の目で確認できる人は、広告に振り回されない」ということです。
本記事で言及している施術について
本記事で取り上げた施術は、いずれも本記事掲載時点で国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない細胞加工物・医薬品等を用いる自由診療です。医療広告ガイドラインに基づき、以下の事項を記載します。
自己幹細胞治療・線維芽細胞治療・PRP(再生医療等安全性確保法に基づく届出治療)
- 未承認医薬品等であることの明示:自己脂肪由来幹細胞・自家培養線維芽細胞・PRP等の細胞加工物は、国内で医薬品として承認されていません。再生医療等安全性確保法に基づく認定委員会の審査と厚生労働省への提供計画の届出を経て、各院が自由診療として提供しています。
- 入手経路等:患者本人から採取した脂肪組織・皮膚・血液を、各院または届出済みの細胞培養加工施設で加工しています(本記事の5院の公式情報に基づく)。
- 国内の承認医薬品等の有無:同一の細胞加工物として国内で承認された医薬品はありません。成長因子を添加するPRPで用いられる薬剤(トラフェルミン)は褥瘡・皮膚潰瘍の治療薬として国内承認医薬品ですが、美容目的の使用は適応外使用です。
- 諸外国における安全性等に係る情報:自己細胞を用いる再生医療は諸外国でも研究・臨床応用が行われていますが、美容目的で薬事承認された細胞製剤は本記事の調査時点で確認できません。
- 主なリスク・副作用:組織採取部位・注入部位の痛み・内出血・腫れ・感染、発熱・頭痛・吐き気などの一過性症状、稀にアレルギー反応。PRPでは皮下結節・しこり・膨らみすぎ。重篤な副作用が生じた場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
- 費用の目安:培養幹細胞点滴 1回2,000,000円(1億個・税込)、線維芽細胞治療 759,000円〜1,400,000円前後(保管料別)、PRP 1部位115,500円〜481,800円(本記事の東京5院の公式掲載価格。細胞数・注入量・部位により異なります)。
エクソソーム点滴・幹細胞培養上清液(再生医療等安全性確保法の対象外)
- 未承認医薬品等であることの明示:エクソソーム製剤および幹細胞培養上清液は、国内で医薬品として承認されておらず、再生医療等安全性確保法の審査・届出の対象外です。
- 入手経路等:各クリニックが医師の責任において、国内の製造施設から試薬等として入手、または自院・自グループの細胞培養加工施設で製造しています。
- 国内の承認医薬品等の有無:同一の成分・性能を有する国内承認医薬品はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報:厚生労働省の事務連絡(令和6年7月31日)によると、諸外国を含め有効性・安全性が示され薬事承認を得た医薬品はありません。
- 主なリスク・副作用:穿刺部の痛み・内出血・神経障害、気分不良・嘔気・頭痛、稀にアナフィラキシー反応。他家由来製剤における未知の感染リスクを理論上否定できない旨、献血ができなくなる可能性を記載する院があります。救済制度の対象外です。
- 費用の目安:1回55,000円〜220,000円(本記事の東京5院の公式掲載価格。容量・由来により異なります)。
NAD+皮下注射・NMN点滴
- 本記事で関連治療として言及したNAD+皮下注射・NMN点滴は、国内で医薬品として承認された注射・点滴製剤ではなく、各クリニックが医師の責任において製剤を入手し自由診療として提供しています。同一成分の国内承認医薬品はありません。主なリスクとして注射部位の血管痛・熱感・赤み、頭痛・吐き気などの一過性症状、稀にアナフィラキシー様症状が報告されています。
掲載クリニックの問い合わせ先
| クリニック | 電話 | 公式サイト |
|---|---|---|
| Tokyo Beauty Master Clinic | 03-6434-0758 | tbmstemcell.com |
| 聖心美容クリニック 六本木院 | 0120-911-935 | biyougeka.com |
| 銀座よしえクリニック 六本木院 | 0120-398-885 | ginzabiyou.com |
| 湘南美容クリニック 新橋銀座口院 | 0120-546-695 | s-b-c.net |
| 品川美容外科 品川本院 | 0120-189-900 | shinagawa.com |
※ 電話番号・URLは各院公式サイト掲載情報(2026年8月30日時点)です。受付時間・予約方法は各院公式サイトでご確認ください。
本記事の医療監修
百枝 加奈子 医師(医学博士)
Tokyo Beauty Master Clinic 総院長(技術指導/2025年就任)
- 東京大学 医学博士
- 日本麻酔科学会 認定専門医(認定番号 1829)
- 日本抗加齢医学会 専門医(認定番号 1481)
- 日本美容外科学会 会員 / 日本美容皮膚科学会 会員
- 東京女子医科大学 医学部医学科 卒業(1982年)
- 東京大学医学部附属病院 麻酔科 医員(1982年)・厚生技官(1987年)
- 米国ジョージタウン大学 新生児・未熟児科 研究員(1993年)
- 米国国立予防衛生研究所(NIH)人類遺伝学教室 研究員(1994年)
- JR東京総合病院 麻酔科 主任医長(1996年)
- 東京大学薬学部 臨床薬理学 非常勤医師(2001年)
監修範囲
本記事内の医療情報の正確性の検証に限定しています。再生医療等安全性確保法の分類・幹細胞治療/PRP/線維芽細胞治療/エクソソームの科学的記述・副作用情報・医療広告ガイドライン上の取り扱い等を中心にレビューしています。
利益相反の開示
百枝医師は、本記事で取り上げているTokyo Beauty Master Clinicの総院長を兼ねており、利益相反関係にあります。そのため、監修医師は本記事の評価・順位づけ・特定クリニックの推薦には一切関与していません。クリニックの選定・5条件の設計・目的別の位置づけは、編集部の独自判断によります。
本記事の情報は2026年8月30日時点のものです。各クリニックの施術メニュー・価格・診療時間は変更になる場合があります。最新情報は各クリニックの公式サイトでご確認ください。本記事で言及した再生医療は、いずれも国内において医薬品として薬事承認を受けた治療ではなく、全額自己負担の自由診療です。エクソソーム・培養上清液を用いる治療については、厚生労働省で2026年7月から法規制の対象とするかの検討が進められており、制度は変更される可能性があります。受診の判断は医師との十分な相談のうえで行ってください。参考資料:厚生労働省「届出された再生医療等提供計画(治療)の一覧」、厚生労働省 医政局研究開発政策課「幹細胞培養上清液及びエクソソーム等を用いる医療について」(令和6年7月31日 事務連絡)、一般社団法人日本再生医療学会「細胞外小胞等の臨床応用に関するガイダンス(第1版)」(2024年4月30日)、独立行政法人国民生活センター「美容医療サービス(各種相談の件数や傾向)」。


